このたび、2020年1月期のTBS日曜劇場枠で、竹内涼真主演のドラマ『テセウスの船』が放送されることが発表されました。以前、漫画「テセウスの船」がドラマ化されるという発表の際、どの局かどんなキャストか予想記事を紹介しましたが、答えは、「TBS日曜劇場、主演は竹内涼真」となりました。
この日曜劇場、現在は木村拓哉主演の『グランメゾン東京』が放送中で、その後のクールとなります。日曜劇場と言えば、これまでも大物主演のキャスティングで話題となる枠。竹内自身のこれまでに同枠ドラマに4作品も出演し、満を持しての初主演となります。ここで、改めて『テセウスの船』がどんなドラマになるか紹介していきます。
ドラマ『テセウスの船』の基本情報
2020年 1月期 TBS日曜劇場 『テセウスの船』主演を務めさせていただきます。
…やっと言えたよう^ ^
毎週日曜夜9時テレビの前が楽しみで仕方なくなるドラマになるよう頑張りますよ‼️
待っててください✨😌#テセウスの船 pic.twitter.com/JeVZOvz9zf
— 竹内涼真 (@takeuchi_ryoma) October 28, 2019
出演者 田村心:竹内涼真
*放送日時:2020年1月スタート 毎週日曜よる9:00~9:54
スタッフ
原作:東元俊哉『テセウスの船』(講談社「モーニング」刊)
脚本:高橋麻紀(『朝が来る』、『いつか陽のあたる場所で』ほか)
プロデューサー:渡辺良介(『そして、生きる』、『下剋上受験』ほか)
八木亜未(『ステップファザー・ステップ』、『下剋上受験』ほか)
演出:石井康晴(『花のち晴れ~花男Next Season~』、『ごめん、愛してる』ほか)
松木彩(『Heaven?~ご苦楽レストラン~』、『グッドワイフ』ほか)
山室大輔(『ごめんね青春!』、『おやじの背中』ほか)
製作:大映テレビ、TBS
ドラマ『テセウスの船』のあらすじ
竹内涼真演じる田村心の父親は警察官でした。その父親が31年前、殺人の罪で逮捕されてしまいます。
心とその母親は父親が逮捕されてからずっと、世間から後ろ指をさされ、身を隠すように生きてきました。ある日、心は最愛の妻から「お父さんを信じてみて」と言われ、拘置所にいる父に会おうと決意します。
しかし、父に会う前に、昔の事件現場に向かうと突然の霧に包まれ、過去にタイムスリップしてしまうのです。心がタイムスリップしたのは、事件が起こる直前の1989年(平成元年)、事件現場となる雪深い村でした。
その村で心が目にしたのは、自分の家族の温かく笑顔あふれる姿。父の事件さえ止めてしまえば、このまま家族の幸せを守れるはず。
心は事件によって失われてしまった、本来あるべき家族の笑顔を取り戻すため、「過去を変える」というタブーに挑むことに。時を超えて繋がる家族の絆。果たして、心が手にする未来とは!?(公式ページより一部抜粋)
テセウスの船とは?
本作のタイトルにもある「テセウスの船」とは一体どんな意味なのでしょうか?それは、ギリシャ神話が基になっているそうで、一種のパラドックス(逆説)のことです。
国民的英雄・テセウスが船で帰還した際、その船を後世に残そうとしました。朽ちていく部品を交換していくうちにいずれ全て新品に交換されます。その時、“この船は元の船と同じと言えるのか”という矛盾を哲学者たちの間で議論されたというエピソードからきています。
ドラマでも、過去を変えることで未来をも変えていく……。その未来の家族は果たして同じ家族と言えるのだろうか、そんな難問に主人公が挑んでいく物語です。
ドラマ『テセウスの船』主演は竹内涼真に!
本作の主人公・田村心を演じるのは、竹内涼真です。TBS日曜劇場には、これまで4作品に出演しています。
2015年と2018年の『下町ロケット』、2017年の『陸王』、2018年の『ブラックペアン』。そして、今回ついに日曜劇場にて初主演を果たしました。
連ドラの主演は、彼の出世作でもある2014年~2015年に放送されたテレビ朝日系の『仮面ライダードライブ』以来となります。現在は、木村拓哉主演の『グランメゾン東京』が放送中で、2020年4月期からは、同枠の大ヒットドラマ『半沢直樹』の続編が控えています。
この間を埋めるドラマとはさぞかしプレッシャーもありそうですが、公式ページからのコメントを見ても、意欲的に取り組んでいる模様。期待できそうですね。
竹内涼真コメント
今回のお話をいただいて原作を手にとってみたのですが、読み始めてすぐにそのストーリーにぐっと引き込まれ、最後まで一気に読めてしまったのが印象的でした。
https://twitter.com/takeuchi_ryoma/status/1147081403458191360
ミステリーやタイムスリップといった要素もありますが、そこに家族の愛の物語も織り込まれ、今までに読んだことのない非常に面白い作品です。
僕がこのドラマで演じるのは“殺人犯の息子”です。31年前の殺人事件で父親が逮捕され、顔も見たことがない父親のせいで長年苦しい思いをしてきた青年です。
重い役柄ではあると思いますが、それ以上に日曜劇場の主演ということで、このような大役を演じさせていただけることを今はすごく幸せに思っています。絶対に良い作品を視聴者の皆さんにお届けできるよう、キャストの皆さん、スタッフの皆さんとともに来年1月の放送に向けて精一杯頑張っていこうと思います。
放送まで、ぜひ楽しみに待っていてください。
竹内涼真プロフィール
1993年生まれ、東京都出身。子供の頃はサッカー少年で、高校時代には、東京ヴェルディユースに所属するほど。サッカー推薦で大学進学するも、ケガが原因でサッカーを断念せざるを得ませんでした。
そこで、雑誌「mina」初の男性専属モデルオーディションに応募。グランプリを獲得し芸能界デビューすることになります。2014年、『仮面ライダードライブ』にて主演を演じ話題となります。以降、テレビドラマや映画、CMにて活躍。
2018年には、映画『帝一の國』での演技が認められ、日刊スポーツ映画大賞での石原裕次郎賞、日本アカデミー賞での新人賞など数々の賞を受賞しました。
ドラマ『テセウスの船』のみどころは?
ドラマ『テセウスの船』』のみどころについて、紹介します。まず、物語の面白さは言うまでもありません。
タイムスリップや事件の謎を追っていくといったハラハラドキドキのストーリー展開がひとつ。さらに、主人公の父親が殺人犯ということで、加害者家族としての葛藤などのストーリーもそこに加わります。
それぞれの要素だけでもひとつのドラマになり得るものを、うまく融合させていくことで、物語に深みを与えていくことでしょう。
また、原作者・東元俊哉のコメントからも、「脚本も素晴らしくて、原作にはない設定やシーンが多くあります。僕としてはこれがとてもうれしくて、毎回脚本を読ませていただく度に感動してます」とあるように、ドラマとしてのオリジナル部分も楽しめる展開になっているようですね。
さらに、こんなコメントも。「このドラマ化の企画をいただいて一番驚いたのは、キャストの皆さんの豪華さです。田村心役の竹内涼真さんをはじめ、どの配役もぴったりで、続報にご期待いただければと思います」というのも、楽しみですね。続報が待たれます。
そして、プロデューサー・渡辺良介コメントからも「思わず胸が熱くなる“泣けるミステリー”にしたいと思っています」とのことで、ハラハラドキドキのストーリーに加え、感動の涙を流す展開になっていくようですね。これは、かなり期待できます。
ドラマ『テセウスの船』。今後の情報も目が離せません!
(2019年11月現在の情報です。詳しい情報は公式サイトでご確認ください。)