2019年も下半期に突入しました。
2019年の上半期に公開された海外ドラマには、世界的に大ヒットしたものなど話題作がたくさん!
その中でも特におすすめの作品を今回はご紹介したいと思います。
2019年上半期おススメ作品
上半期おススメ作品をご紹介!
フリーバッグ
出典:https://www.amazon.co.jp/
シーズン2が3月にイギリスで放送され、その後アマゾンプライムビデオで全世界に配信されるとすぐに、「hot priest(イケてる神父)」などドラマ関連のハッシュタグがツイッターでトレンドにあがったり、劇中で主人公が着用した服が売り切れるなど上半期に大変話題となったドラマです。
このドラマの主人公は、欲望のままに突っ走るあまり問題を起こしてばかりのイギリス人女性フリーバッグ。
シーズン1では、とある理由から一緒にモルモットカフェを経営していた友人を亡くし、さらに家族からも見放されてどん底のフリーバッグ。
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シーズン2はそれから1年後が舞台。
相変わらずぎくしゃくしている家族との関係、そしてフリーバッグと神父の恋を中心にストーリーは進みます。
シーズン1に比べると下ネタは控えめですが、思わずニヤリとしてしまうシニカルな笑いは健在。
しかしシーズン2では笑えるだけでなく、フリーバッグの切ない恋模様も描かれているラブストーリーとしての側面もあり、とても高い完成度の作品として世界的に高評価を得ています。
主演、脚本を担当するフィービー・ウォーラー=ブリッジは、この作品で大ブレイク。
007主演のダニエル・クレイグじきじきの指名で、007シリーズの脚本チームに加入したことが報じられていて、今後の活躍に大注目のクリエイターです。
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シーズン1,2共にアマゾンプライムビデオで配信中です。
ライン・オブ・デューティ
© Ed Miller World Productions
警察官の汚職を暴く部署AC-12の活躍を描いたイギリスのサスペンスドラマ。
タイトルのライン・オブ・デューティ(Line of Duty)とは「職務」という意味です。
2012年にシーズン1の放送が始まり、2019年3月にシーズン5が放送されました。
© Ed Miller World Productions
イギリス本国では放送局BBCの最高視聴率を10年ぶりに塗り替えたほど人気のある作品。
サスペンスドラマでよくある設定のバディもの、さらに汚職警官を取り締まるという警察内部での活動が主なので、やや地味なドラマかな?と思われがちですが、さすがイギリスドラマといった重厚で綿密なストーリー展開が人気の理由です。
自身が所属していたチーム内で発生した誤射事件隠ぺいへの協力を拒否したアーノット刑事は、AC-12という汚職警察官を取り締まる部署に配属される。
© Ed Miller World Productions
その部署でアーノットはフレミング刑事とコンビを組み、汚職警察官を追い詰めていく、というストーリー。
シーズン5では、これまでドラマで描かれていた汚職警察官一人を摘発するというストーリーではなく犯罪組織の摘発が中心となっていますが、スリリングな展開は変わらず。
一気見したくなること間違いなしの展開となっています。
シーズン6の制作決定も発表されました。
U-NEXTではシーズン1のみ、シーズン1からシーズン5までネットフリックスで配信されています。
グッド・オーメンズ
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長く住んでいたため地球に愛着が湧いてしまった天使と悪魔が、地球滅亡の危機を救うため協力して奮闘するファンタジーコメディドラマ。
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人気小説の実写化、そしてマイケル・シーン、デヴィット・テナントの人気イギリス人俳優2人が主演し、さらに大人気イギリスドラマ『シャーロック』でホームズを演じたベネディクト・カンバーバッチがサタンとして声の出演をすることで話題となりました。
天使と悪魔が主人公ということで宗教的なタブーに踏み込んでいたり、やや人種差別的なブラックジョークもあり、大人向けの作品となっています。
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ドラマの内容について2万人のキリスト教徒が、このドラマを配信していないネットフリックスに抗議文を送り、それに対する原作者のニール・ゲイマンのツイッターでの返し、そしてネットフリックスとアマゾンとのユーモア溢れるツイッターでのやり取りも必見です。
アマゾンプライムビデオで視聴可能です。
ボクらを見る目
1989年にニューヨーク、セントラルパークで実際に起きた事件を基に、30年経った2019年にドラマ化。
全4話のミニシリーズながら、他のドラマに引けを取らない大変クオリティの高い作品です。
1989年4月、セントラルパークで瀕死の女性が発見される。
レイプされた上に残忍な暴行を加えられており、一命は取り留めたものの、体には障害が残り、事件の記憶も失っていた。
この事件の容疑者として逮捕されたのは14歳から16歳の黒人やラテン系の少年たち。
彼らは無罪を主張するが、警察からの厳しい取り調べで罪を認めてしまう。
冤罪によって少年たちが人生を狂わされる様子、さらにこれが実話であるという重い事実が視聴後に胸に残ります。
真犯人の自白によって少年たちの潔白が証明されますが、既に彼らは罪を償った後。
刑務所から出所した少年たちが子供の頃の自室に戻るシーンは、失った時間の大きさを痛感させられます。
ロシアン・ドール:謎のタイムループ
タイトルのロシアンドールとは入れ子式の人形が次々と出て来るマトリョーシカのこと。
主人公のナディアは36歳の誕生日を友人宅で祝ってもらった帰り、車にはねられて死んでしまう。
しかし気づけは彼女は事故にあう直前に戻っているのだった。
何度誕生日を繰り返しても最終的には死んでしまうナディア。
彼女は何とかしてこのループから抜け出そうとするのだが…。
同じ時間を繰り返してしまうループでありながら、ナディアの選択によって少しずつ変わっていくため完全に同じ内容ではないので、違いや共通点を見つけたり、伏線を回収するのが楽しめるドラマです。
過去との決別、トラウマの克服などの要素もあり、単なるコメディでは終わらない深い味わいの作品になっています。
シーズン1が好評だったためシーズン2の制作も決定しています。
ネットフリックスで配信中です。
まとめ
以上が2019年上半期に話題となった海外ドラマ5作品です。
動画配信サイトが全盛期となり配信されるドラマの数も増えているので、どれを見ようか迷ってしまいますよね。
まずは今回ご紹介したような話題作から見てみるのも良いかもしれません。
続編の制作が決定している作品もあるので、続きが非常に楽しみです。
(ご紹介した作品は8月時点での配信状況です。視聴する時期によっては配信が終了している場合もありますのでご了承ください。)