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映画『“隠れビッチ”やってました』いい意味でタイトルを裏切る話題の作品!

モデルで女優の佐久間由衣が映画初主演を務めた映画『“隠れビッチ”やってました』。イラストレーターとしても活躍中のあらいぴろよによるエッセイ漫画を、映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』や映画『旅猫リポート』の三木康一郎監督が実写化しました。

主人公のひろみは、清純を装い、さまざまな恋愛テクニックを使って男性たちを虜にしていきます。3年間で600人の男性を振った様子をコミカルに描きながら、過去と向き合い本当の自分に気付いていく物語です。そんな映画『“隠れビッチ”やってました』を紹介していきます。

“隠れビッチ”やってました。(C)「“隠れビッチ”やってました。」フィルムパートナーズ/光文社

映画『“隠れビッチ”やってました』の原作

映画『“隠れビッチやってました”』は、あらいぴろよの同名エッセイ漫画が原作です。原作者のあらいぴろよは、2016年に光文社から発売されたこの作品で、漫画家デビューしました。

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彼女はイラストレーターとしても活動し、ゆるい・かわいい・おもしろいをモットーに、雑誌や書籍、webなど幅広くイラストや漫画を提供しています。

1984年生まれ、東京都出身。幼い頃、父親から受けた虐待が原因で、人一倍強い承認欲求が。それを満たすために、“隠れビッチ”となってしまった経験をもとに描いたのが漫画「“隠れビッチやってました”」でした。

主人公が葛藤しながらも、本当の自分と向き合い、受け入れるまでの10年間を描いています。

 

そもそも“隠れビッチ”って?

草食系男子、サバサバ系女子などなど、人種をさまざまに分類する時代に登場するひとつのジャンルを“隠れビッチ”といいます。“ビッチ”とは、性に奔放、貞操観念の低い女性などの蔑称で使われていますが、本来の意味は「嫌な女」=性を駆使して欲望を満たすということ。

“隠れビッチ”やってました。(C)「“隠れビッチ”やってました。」フィルムパートナーズ/光文社

“隠れビッチ”とは、計算した清純派で、男性にチヤホヤされるのを生き甲斐にしている女性のことです。本作の原作者・あらいぴろよの経験から、“隠れビッチ”は3系統に分かれていています。原作から抜粋し、詳しく説明すると次のようになります。 

カジュアルデスハート

 装備:前ジッパーのパーカー

 特技:前ジッパーの上げ下げ

 特徴:明るく元気なターゲットにおすすめ

スイートデビル

 装備:薄い素材のカーディガン

 特技:知的(風)な会話、疑似アナウンサー

 特徴:オールマイティー、出会いがここから 

ピュアモンスター

 装備:真っ白いワンピース

 特技:疑似堀北真希

 特徴:夢のある男性、もしくは童貞と相性よし 

https://twitter.com/kakurebitch_jp/status/1181783504524169216

このような装いに、「ボディータッチ」「褒め殺し」「ブリッ子」などのモテテクニックで、男性陣を次々とオトしていくのです。相手の気持ちを弄び、カラダの関係は一切なし。いわゆる恋愛ゲームを楽しむだけなのです。

 

映画『“隠れビッチ”やってました』のあらすじ

26歳で独身のひろみが主人公。彼女の趣味と特技は異性にモテることです。計算された清純派を装い、メイクはナチュラル、露出控えめのワンピースが定番。

“隠れビッチ”やってました。(C)「“隠れビッチ”やってました。」フィルムパートナーズ/光文社

絶妙のタイミングでのスキンシップや会話術で相手を翻弄し、相手が告白してきたら、そのままフェイドアウトしてしまいます。恋愛をゲームのように楽しみに、カラダの関係は一切なしのひろみ。シェアハウスの同居人たちは呆れ顔です。

そんなひろみの前に、気になる男性・安藤が現れます。これまでの自分とは違い、彼を本気で好きになっていることに気づいた彼女は、ショックを受けてしまうのです。

“隠れビッチ”やってました。(C)「“隠れビッチ”やってました。」フィルムパートナーズ/光文社

やけ酒をあおり酔いつぶれているところを同じ職場の三沢に目撃されてしまうことに。そんな三沢に、自分は“隠れビッチ”だということを告白。そのことがきっかけで、封印してきた過去と向き合い始めるひろみでしたが……。

 

映画『“隠れビッチ”やってました』のひろみと彼女を取り巻く人たち

映画『“隠れビッチ”やってました』の主な出演者を紹介します。 

https://twitter.com/kakurebitch_jp/status/1191607477076250625

荒井ひろみ/佐久間由衣

男たちにただチヤホヤされたいだけの“隠れビッチ”こと荒井ひろみを演じるのは、佐久間由衣。1995年生まれ、神奈川県出身。2013年に、ViVi専属モデル公開オーディションで見事グランプリを獲得しました。

結婚情報誌「ゼクシィ」の10代目CMガールにも抜擢され話題に。2017年には、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』でヒロインの親友役で注目されます。

その後も、テレビドラマや映画など女優でして活躍。本作が映画初主演。2019年の東京国際映画祭では、本作にて三木監督とレッドカーペットに登場したばかりです。 

“隠れビッチ”やってました。(C)「“隠れビッチ”やってました。」フィルムパートナーズ/光文社

小島晃(コジ)/村上虹郎

ひろみと同じシェアハウスの仲間でバイの男友達。通称コジこと小島晃を演じるのは、村上虹郎。1997年生まれ、東京都出身。父は俳優の村上淳、母はアーティストのUA。

2014年に河瀬直美監督の映画『2つ目の窓』にて俳優デビューします。デビュー作がいきなり、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されました。舞台やテレビドラマ、映画と幅広く活動。父親同様、特に映画監督からのオファーが続いています。この先も楽しみな俳優です。 

“隠れビッチ”やってました。(C)「“隠れビッチ”やってました。」フィルムパートナーズ/光文社

木村彩/大後寿々花

ひろみと同じシェアハウスの仲間でダメ恋女子の木村彩を演じるのは、大後寿々花。1993年生まれ、神奈川県出身。子役として2000年舞台『国盗り物語』で芸能界デビュー。

行定勲監督の映画『北の零年』やハリウッド映画『SAYURI』などに出演し、注目を集めました。その後も、テレビドラマや映画など出演作品多数。若手ながら実力派の女優です。

https://twitter.com/kakurebitch_jp/status/1189872475468750848

安藤剛/小関裕太

美容師志望の自然体男子。後にひろみが本気に好きになってしまう安藤剛を演じるのは、小関裕太。1995年生まれ、東京都出身。子役としてCMなどで芸能界デビュー。

2006年には、NHK教育テレビ『天才てれびくんMAX』に出演し、テレビ戦士として3年間のレギュラー出演を果たします。その後も、テレビドラマ、映画、舞台などで活躍。

2015年に、映画『あしたになれば。』で映画初主演。2019年にはテレビドラマ『死亡フラグが立ちました!』で単独の初主演を果たしました。着々とキャリアを伸ばしています。 

“隠れビッチ”やってました。(C)「“隠れビッチ”やってました。」フィルムパートナーズ/光文社

三沢光昭/森山未來

ひろみの職場の上司で、ひろみに好意を寄せる三沢光昭を演じるは、森山未來。1984年生まれ、兵庫県出身。

母親もダンサーであることから、本人も幼い頃からダンスを究め、ダンサーとしても活動。俳優としては、1999年に舞台『BOYS TIME』で本格デビュー。映画『世界の中心で愛を叫ぶ』、映画『モテキ』、映画『苦楽列車』など話題作に多数出演。加えて、受賞歴も多数。2019年もさまざまな分野で表現者として活躍しています。

 

映画『“隠れビッチ”やってました』を作ったスタッフ

映画『“隠れビッチ”やってました』の主なスタッフを紹介します。 

監督・脚本/三木康一郎

https://twitter.com/kakurebitch_jp/status/1188703121389670400

1970年生まれ、富山県出身。バラエティ番組のディレクターとして数多くの番組を演出。2006年にスペシャルドラマ『都立水商!』でドラマを初監督しました。

以降、テレビドラマや映画を中心に監督として活躍。主な映画作品は、『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』、『覆面系ノイズ』、『リベンジgirl』、『旅猫リポート』などがあります。若い女性の心理を描く作品が多く、本作では脚本も担当しました。 

主題歌/Kitri「さよなら、涙目」

https://twitter.com/kakurebitch_jp/status/1167693744218550274

姉のMonaと妹のHinaによるピアノ連弾ボーカルユニット。Monaはボーカルとピアノの低音部と担当し、 Hinaはコーラスとピアノの高音部、ギター、パーカッションなどを担当しています。

幼い頃からクラシックピアノを習い、Monaは大学で作曲を学びました。大橋トリオに見いだされて、映画『PとJK』の劇伴音楽に、ボーカルとハミングで参加。2019年に、1stEP「Primo」でメジャーデビューを果たしました。

 

映画『“隠れビッチ”やってました』のみどころとは?

映画『“隠れビッチ”やってました』は、そのタイトルだけ聞くと、どんなとんでもない女の子が登場するのだろうと思ってしまいます。

“隠れビッチ”やってました。(C)「“隠れビッチ”やってました。」フィルムパートナーズ/光文社

しなしながら、この物語に登場するひろみは、行動や言動こそはかなり突拍子もないことばかりですが、彼女の行動原理は、人がみな誰でも抱くようなコンプレックスや自信のなさからくるもの。そんな彼女ですが、自分を見つめ直し、前へ一歩踏み出そうとする女の子だったのです……。

初々しい演技の佐久間由衣と女性心理を見事に描ける三木康一郎監督がタッグを組んで映画化した本作。見る者に少しの勇気を与えてくれるような作品です! 

映画『“隠れビッチ”やってました』は、2019年12月6日から全国公開です。


(2019年11月現在の情報です。詳しい情報は公式サイトでご確認ください。)