2009年に公開された映画『アバター』
第1作目を監督したジェームズ・キャメロンが続編を発表したのは、2017年でした。
そこからたびかさなる延期の発表がありましたが2019年5月に改めて、「アバター」シリーズの公開が発表されました。
そして、同じ年の暮れには、公式Twitterにて、コンセプトアートが公開されたりもしています。
撮影も着々と進んでいるとのこと。そこで、今回は第1作目の『アバター』を把握しつつ、これから続くシリーズに備えておきましょう!
(C)2009 Twentieth Century Fox. All rights reserved.
【「アバター」シリーズ公開スケジュールを抑えよう!】
2017年に「アバター」シリーズ続編について発表があってから、延期されてきた公開スケジュール。現在、発表されているスケジュールに関して、まずは確認していきましょう。
以上のように2年おきに公開をしていく予定です。
21世紀FOXを買収した米ディズニーでは、ウォルト・ディズニー・スタジオのスケジュールとして、「スター・ウォーズ」と「アバター」の両シリーズの新作を毎年交互に公開。
そのために、組まれたスケジュールのようです。
【気になる「アバター」シリーズの撮影に関しては?】
ジェームズ・キャメロン監督が、2019年12月のVarietyのインタビューで、「アバター」シリーズの撮影に関して次のように述べています。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「2013年から我々は、4本の新作映画の世界を作ることに取り組んできた。
すべての脚本を書き終えた。
キャストを選び、2本目、3本目の映画、4本目の最初の部分のモーション・キャプチャーを作成した。演技シーンの撮影もほぼ終了した」と。
4本同時に製作しているとは、本当に驚きですね。まだまだ内容に関しては、明からにされていません。
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今のところわかっているのは、2作目の時代設定が、1作目の10年後だということだけ。
2019年にコンセプトアートは公開されましたが、予告編などはまだまだ先になりそうです。
【『アバター』とは?】
さてここで、第1作目の『アバター』に関して、ざっと振り返ってみましょう。
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第1作目の映画『アバター』は、2009年に公開されたSFファンタジー。
世界的大ヒット映画『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督の作品です。
公開当時、最新の映像技術による独自の世界観が人々の心を捉え、瞬く間に大ヒットを記録。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』に追い越されるまでは、世界第1位の興行収入を収めていました。
『アバター』あらすじ
広大な自然を持つ美しい星・パンドラ。
地球のエレルギー問題を解決するのため、希少鉱物を有するその星に目を付けた地球人は、そこに先住するナヴィ族と鉱物について交渉。
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しかし、その交渉は、思うように進みませんでした。
そんな中、資源開発公社RADA社は、地球人とナヴィ族のDNAを掛け合わせた人造生命体である「アバター」を完成させていました。
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このアバターを使って、ナヴィ族との交渉を有利に働かせようという目論見だったのです。
元海兵隊員のジェイク・サリーは、一卵性双生児だった兄の急死により、RADA社から、その仕事を引き継いでほしいと誘いを受けます。
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兄はアバターの操作員であり、アバターを利用できるのはジャイクのみだったからです。
戦いにより、下半身不随だったジェイクは、アバターを操作することで、再び自由の体を手に入ることに喜び、引き受けることに。早速、パンドラへ向かいます。
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そこで、ナヴィ研究の権威でもあり、アバター計画の責任者・グレイス・オーガスティン博士の下で働くことになります。
ナビィ族との交流を深めていくジェイクは、彼らの自然観に共感を覚え、いつしかネイティリというナヴィ族の若い娘にも惹かれていきます。
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そんな二人は、次第に、希少鉱物を巡る人類とナヴィ族との抗争に巻き込まれていくのでした・・・・・・。
【「アバター」シリーズ続編情報】
今後の「アバター」シリーズの内容に関しては、はっきりとした情報は解禁されていません。
今の段階でわかっているのは、キャストに関してです。そのキャストを紹介していきます。主要キャストは続投のようですよ。
サム・ワ―シントンasジェイク・サリー
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元海兵隊員で、急死した兄に代わってアバター計画に参加することになる主人公ジェイクを演じるのは、サム・ワ―シントン。
1943年生まれ、イギリス出身。2000年にデビュー。映画『ターミネーター4』で準主役を務め注目されることに。
映画だけでなく。テレビドラマなどでも活躍しています。ゲーム「コール オブ デューティ」シリーズでは声優にも挑戦しています。
ゾーイ・サルダナasネイティリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナヴィ族の女性で、ジェイクと心を通わせていくネイティリを演じるのは、ゾーイ・サルダナ。
1978年生まれ、アメリカ出身。2000年に映画『センターステージ』でデビュー。
『アバター』でヒロインに大抜擢され一躍有名に。
その後は、映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズや「アベンジャーズ」シリーズなど人気作品に出演しています。
ジョエル・デヴィッド・ムーアasノーム・スペルマン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アバター計画のメンバー、研究者のノームを演じるのは、ジョエル・デヴィッド・ムーア。
1977年生まれ、アメリカ出身。
海外ドラマ「BONES」シリーズや『FOREVER Dr.モーガンの事件簿』などドラマ出演も多いですが、映画『ザ・ゲスト』などにも出演。映画監督としての顔も持ちます。
シガニー・ウィーバーasグレイス・オーガスティン博士
アバター計画の責任者で、ナヴィ族からも信頼されているグレイス・オーガスティン博士を演じるのは、シガニー・ウィーバー。
1949年生まれ、アメリカ出身。リドリー・スコット監督の「エイリアン」シリーズでは欠かせない存在。
映画『愛は霧のかなたに』や『ワーキング・ガール』で、ゴールデングローブ賞を受賞しています。
スティーヴン・ラングasマイルズ・クオリッチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
元海兵隊大佐でRDA社の傭兵部隊を率いるクオリッチを演じるのは、スィーヴン・ラング。
1952年生まれ、アメリカ出身。映画『トゥームストーン』、『パブリック・エネミーズ』など数多くの映画に出演。テレビドラマでも活躍しています。
CCH・パウンダーasモアト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナヴィ族の巫女であり、ネイティリの母でもあるモアトを演じるのは、CCH・パウンダー。
1952年生まれ、ガイアナ共和国出身。1987年の映画『バグダッド・カフェ』のブレンダ役に大抜擢され一躍有名に。
その後多数の映画作品に出演します。
テレビドラマ「ER緊急救命室」でもレギュラー出演し、「ザ・シールド』シリーズや「NCIS:ニューオーリンズ」シリーズでもメインキャストで活躍しています。
第1作目の『アバター』でグレイス博士とクオリッチは亡くなっていますが、今後のキャストとして発表されています。果たして、どんな形で登場するのか・・・・・・。気になりますね。
アバターの新たなキャスト
ケイト・ウィンスレット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1975年生まれ、イギリス出身。1994年の映画『乙女の祈り』で映画デビュー。
映画『いつか晴れた日に』ではアカデミー助演女優賞にノミネートされました。
1997年にはジェームズ・キャメロン監督の映画『タイタニック』のヒロインで一躍注目を浴びます。2008年、映画『愛を読むひと』でアカデミー賞主演女優賞を受賞しています。
クリフ・カーティス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1968年生まれ、ニュージーランド出身。マリオ族出身。
映画『コラテラル・ダメージ』や『ダイ・ハード4.0』など人気作品に数多く出演しています。
テレビドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」シリーズではメインキャストとして活躍しています。
現段階の情報だと、第5作までの出演が予定されています。どんな役柄になるかは未定です。
イーディ・ファルコ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1963年生まれ、アメリカ出身。
テレビドラマ「ザ・ソプラノイズ哀愁のマフィア」シリーズでは、エミー賞主演女優賞やゴールデングローブ賞女優賞を受賞しています。
そのほか、テレビドラマ「ナース・シジャッキー」シリーズなどのテレビドラマで数多くの作品に出演していますが、映画『フリーダムランド』など映画でも活躍しています。
ウーナ・チャップリン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1986年生まれ、スペイン出身。名前からもわかるように、あのチャーリー・チャップリンの孫でもあり、ユージン・オニールの曾孫。
テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズに出演しています。
イギリスでは「THE HOUR 裏切りのニュース」シリーズや「SHERLOCK/シャーロック」シリーズなどにも出演し、テレビドラマでの活躍が続いています。
彼女もまた、第5作まで出演予定のこと。
【「アバター」シリーズのみどころ】
今では一般的になった3D上映。第1作目が公開された当初は、まだ珍しいものでしたので、本作の3D上映も非常に話題となり、ヒットのひとつの要因だったと思われます。
それをあたかも、自分がその場所にいるような感覚で映画を見ることができる。それこそが、本作の一番のみどころです。
(C)2009 Twentieth Century Fox. All rights reserved.
これまでのジェームズ・キャメロン監督の作品は、「アバター」シリーズだけでなく、CG技術を駆使した作品が多くみられます。
監督は、「アバター」の1作目が公開された当初も、これからの映画は3Dだと豪語していました。
ただ、どの作品においてもそれだけではありません。
(C)2009 Twentieth Century Fox. All rights reserved.
自然に対する畏敬の念、戦いの先にあるもの、生きるということ、あくなき探求心。
そんなさまざまな要素が組み合わさっているのが、ジェームズ・キャメロン監督作品の魅力です。
今後の「アバター」シリーズも、私たちに何かしらのメッセージを届けてくれるでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!
(2020年3月現在の情報です。詳しい情報は公式サイトでご確認ください。)
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