今回は、スティーブン・スピルバーグ監督が手掛けた映画「レディ・プレイヤー1」の裏側・裏話をお伝えしていきます。
(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVED
映画の舞台であるVR世界の撮影方法についてや、数えきれないほどのカメオ出演キャラクターたちなど、数々のエピソードが隠されていました。
「レディ・プレイヤー1」を見たことがある人でも、無い人でも、本編が100倍楽しめるような内容となっていますので、ぜひお楽しみください!
「レディ・プレイヤー1」の裏側・裏話BEST5!
それではさっそく、映画「レディ・プレイヤー1」の裏側・裏話をご紹介します。
1.現実世界とVR世界の撮影方法とは?
「レディ・プレイヤー1」は、VR(ヴァーチャルリアリティ)の世界での宝探しという内容となっています。
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では、そのVRの世界の撮影方法とは、一体どのようなものだったのでしょうか?
主人公ウェイド(パーシヴァル)役を演じたタイ・シェリダンによると、モーションキャプチャを使用して撮影したと言います。
そして実は、約8週間ほどを使って、初めにVR世界の撮影だけを完了させていたのだそうです。
しかし、VR世界を初めに撮影したということには、ひとつの疑問が生じます。
「レディ・プレイヤー1」では、物語を進めるために現実世界とVR世界を交互に行き来新蹴ればなりません。
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そして、撮影した2つの世界を自然に繋げて、違和感のな映像にする必要もありました。
そこで行ったというのが、初めの8週間ほどで撮影をしていたモーションキャプチャーの動きを細部まで記憶・記録するという方法でした。
シェリダンは、この2つの世界のつながりを表現するというのが今回の撮影で大変であったと語ります。
モーションキャプチャーの動きは、さすがにシェリダン一人では覚えることができず、12人ものスタッフがそれぞれ細かいところをメモして覚えていたそうです。
2.森崎ウィンのセリフ「俺はガンダムでいく」
本作「レディ・プレイヤー1」には、日本人の歌手で俳優の森崎ウィンさんが出演しています。
ウィンさんが演じるトシロウは、主人公のウェイドとかなり親しい仲となっていました。
そんなトシロウも作品中でかなり活躍していましたが、中でも印象的だったのが「俺はガンダムでいく」というセリフです。
このセリフ、初めは台本に英語で書かれていました。
しかし、そのセリフを言うシーンはトシロウの見せ場のシーンでもあったのです。
そこで、スタッフの皆さんが提案したのが、日本語で「俺はガンダムでいく」というセリフにすることだったのです。
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当時の撮影現場に日本人は森崎さんしかおらず、日本語と英語のどちらにするかの決定権は森崎さん自身にあったのだそうです。
撮影の時には、ギャグっぽくならないように気を付けていたそうでしたが、とてもかっこいいシーンとなっていました。
3.全300種類以上ものカメオ出演
「レディ・プレイヤー1」のVR世界には、隠れキャラから主要キャラまで、約300を超える作品からのイースターエッグがあるのだそうです。
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一挙ご紹介と行きたいところですが、さすがに全キャラクターとなると多すぎるので、有名な作品からのキャラクターを一部だけご紹介します。
【バットマンシリーズ】
・バットマン(オープニングシーン)
・バットモービル(レースシーン)
・ジョーカー(ナイトクラブ)
・ハーレクイン(ナイトクラブ)
【DCコミックスシリーズ】
・キャットウーマン
・バットガール
・フラッシュ
・アクアマン
・デッドショット
・デスストローク
【エルム街の悪夢】
・フレディ(惑星ドゥームでの戦闘シーン)
【13日の金曜日】
・ジェイソン(惑星ドゥームでの戦闘シーン)
【バック・トゥ・ザ・フューチャー】
・デロリアン(主人公パーシヴァル/ウェイドのレースカー)
・ドク(???)
などなど…。
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上記でご紹介したキャラクターは、ほんの一部にすぎません。
300種類以上もの全キャラクターは、ぜひあなたの目でご確認ください。
4.なぜウルトラマンは出演しなかったのか
上記でもお伝えしたように、1980年代の作品から数多くのキャラクターが登場している「レディ・プレイヤー1」。
しかし、数多い80年代の作品の中でも、世界的にもかなり有名な作品であったはずの「ウルトラマン」が登場していませんでした。
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なぜかと思って調べてみたところ、権利の関係で出演することが出来なかったそうです。
本作「レディ・プレイヤー1」の原作である『ゲームウォーズ』では、ウルトラマンが出演していたので、少し残念でしたね。
そして、映画版でのウルトラマンの代役を務めたというのが、実はアイアン・ジャイアントだったと言います。
もし、ウルトラマンが映画版に出演していたら、ウルトラマンVSメカゴジラという夢の対決を見れたのかもしれません。
それを思うと、より残念な気持ちになってしまいますね。
もう一つ、日本の有名キャラクターとして登場している『ガンダム』。
そんなガンダムには、なぜか3分しか戦えないという制限がついていました。
これは、ウルトラマンのタイマー要素をガンダムに入れ込んだためだったのです。
5.実現しなかった「ブレードランナー」の世界
本作の中盤に、第2の試練としてパーシヴァル/ウェイドたちが挑戦した「シャイニング」の世界。
実は、当初の脚本ではこの第2の試練は「シャイニング」ではなく、「ブレードランナー」の世界だったのだと言います。
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その脚本はかなり終盤まで変わっていなかったようで、ブレードランナーをイメージしたポスターも作られていました。
なぜ変更になったのかというと、実はワーナーブラザーズが「ブレードランナー」の続編である『ブレードランナー2049』の制作を既に決定していたと言います。
しかも、その公開日が「レディ・プレイヤー1」と2ヶ月ほどしか変わらないために、しかたなく脚本を変更することになったのです。
【裏側・裏話】300種類もの作品がカメオ出演!「レディ・プレイヤー1」まとめ
ということで今回は、映画「レディ・プレイヤー1」の裏側・裏話についてお伝えしてきました。
今回の裏話を聞いたうえで、「レディ・プレイヤー1」を見ると、また違う発見などがあるのではないでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました!
(2020年2月現在の情報です。詳しい情報は公式サイトでご確認ください。)
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