【映画の裏側・裏話】「ボヘミアン・ラプソディ」クイーン誕生の秘密の更なる秘話
今回は、クイーンの誕生の秘密を事実に基づいて制作された映画「ボヘミアン・ラプソディ」の裏側・裏話を、BEST7という形式でご紹介していきます。
(C)2018 Twentieth Century Fox
大人から子供まで、知らない人がいないのではなかというほど伝説的なバンド『クイーン』。
そんな彼らの数々の偉業の裏側にたくさんの困難があったのは、ファンの方なら知り尽くしている方も多いでしょう。
今回ご紹介する映画「ボヘミアン・ラプソディ」にも、制作に関することはもちろんのこと、『クイーン』に関する裏話もたくさんありました。
ファンの方も、そうでない方も十分楽しめる内容となっていますし、この記事を見ることで映画本編を100倍楽しく見られること間違いなしです!
ぜひ、お楽しみください!
映画「ボヘミアン・ラプソディ」の裏側・裏話BEST7!
ではさっそく、映画「ボヘミアン・ラプソディ」の裏側・裏話をお伝えしていきます。
1.フレディ・マーキュリーを演じた俳優ラミ・マレックの役作り裏話
ラミ・マレックの元にフレディ・マーキュリー役のオファーが届いたとき、ラミがまず感じたというのが「ショック」だったと言います。
(C)2018 Twentieth Century Fox
フレディ・マーキュリー役を演じるという重役は、誰であってもとてつもないプレッシャーに襲われるはずです。
しかし、ラミの中にはショックやプレッシャーを感じている自分の他にも、フレディほどの素晴らしい人間をどのように演じるかという意欲的な自分もいたと言います。
そんなラミはフレディ役を演じるに当たり、役作りとして行ったのが「フレディが作った曲全てに目を通して、共通のテーマを見つけ出す」ということでした。
伝説的なアーティストであるフレディの人間性や情熱が現れているのは、最も身近な音楽出るとラミは考えたのです。
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そしてラミが見つけ出した「フレディの人間性・情熱」というのが、『愛』だったと言います。
探し求め続けても見つけられない、願い続けてもかなわないという『愛』を、フレディは一生涯かけて追い求め続けていたのです。
さらにラミは、フレディの音楽だけではなく、フレディの人生そのものを取り入れるために彼の子供時代も調べ尽くしたと言います。
ザンジバル島で生まれたフレディ・マーキュリーは、寄宿学校を出たあと、革命によって故郷を離れることとなります。
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そんなフレディの子供時代を知ったラミは、同じく移民の子供だったという自分の過去・人生と重ね合わせます。
故郷を離れる苦しさや両親にアーティストになると告げたときの苦しさなど、ラミはフレディに共感できる部分がありました。
それによってラミは、伝説級のスーパースター「フレディ・マーキュリー」を理解し、演じるという課題の難しさが少しだけ軽減されたのです。
2.一部の歌は、フレディの歌マネをしているマーク・マーテルが歌っていた
本作「ボヘミアン・ラプソディ」の本編には、映画の題名がクイーンの代表曲であるということから分かるように、歌唱シーンがいくつも入っています。
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— Marc Martel (@marcmartel) October 25, 2019
フレディ役を演じていたのはラミ・マレックでしたが、歌唱シーンの歌はマーク・マーテルの歌声を当てていたのだそうです。
マーク・マーテルとは、クイーンのコピーバンドのボーカリストであり、オーディションで選ばれた人物です。
YouTubeでもかなりの人気ぶりで、2018年10月25日に投稿された「ボヘミアン・ラプソディ」を歌っている動画は、2020年1月現在で再生回数が3400万回を超えています。
ピアノも上手いので、数々の才能を持っているというのも分かります。
3.途中で降板となっていたブライアン・シンガー監督
『X-MENシリーズ』や『ジャックと天空の巨人』などの人気作品を手掛けている監督として有名なブライアン・シンガー監督。
【クイーン映画監督、選考除外】
英アカデミー賞の主催団体は、人気ロックバンド、クイーンを題材としたヒット映画「ボヘミアン・ラプソディ」のブライアン・シンガー監督について、選考対象から除外したと発表。監督に性的暴行疑惑が浮上しているためです。
詳しくは⇒https://t.co/v7pRCYNa2a pic.twitter.com/LgCzBQStbK
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) February 7, 2019
実は、映画「ボヘミアン・ラプソディ」が約3分の2ほどの撮影が終了した時点で解雇されていました。
その後にブライアンの後任として、3分の1の撮影と仕上げを担当したのが、デクスター・フレッチャー監督でした。
なぜブライアンが解雇となったのかという正式な理由は明かされていませんが、ブライアンは連休期間が終わった後に、無断欠席をしていたことがあったそうです。
しかも、1度ではなくたびたびあったとのことでしたので、おそらくそれが理由ではないかと言われています。
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映画のエンドクレジットには、監督の名前は一人しか入れられないため、最終的にはブライアン監督の名前が入れられていました。
4.苦難の末に8年の歳月がかかって完成した映画
2010年に『クイーン』のメンバーである、ブライアン・メイとロジャー・テイラーの2人によって、初めて映画「ボヘミアンラプソディ」の制作が決まりました。
当初は、俳優のサシャ・バロン・コーエンがフレディ役として制作する予定が立てられます。
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フレディ役を演じるサシャは、感情的で過激的なフレディにこだわりを持っていました。
しかし、一方でクイーン側の2人は、大人から子供まで誰でも楽しめる作品を目指していました。
その対立が発生してしまったことで、俳優のサシャ、さらには監督や映画会社も降板してしまう事件が起き、映画製作自体が消えかけていました。
そして更なる歳月が経ち、2016年にようやく脚本の初稿が完成します。
そこから、ブライアン・シンガー監督と俳優のラミ・マレック抜擢されて、本格的に映画製作が進み始めました。
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ここまでの出来事でも、十分大きな事件が発生していますが、この後にもまだ事件はありました。
監督を務めることとなったブライアンは、上記でもお伝えしたように連休明けにたびたび無断欠席をして、降板してしまいます。
これらの事件があったため、8年の歳月がかかっていたのです。
最終的には、無事に映画も完成し、「ボヘミアン・ラプソディ」は記録的な大ヒット映画となりました。
5.映画内ではなく、リアルで結ばれた二人
本作「ボヘミアン・ラプソディ」で、主人公のフレディ・マーキュリーとその恋人メアリーを演じていたのが、俳優のラミ・マレックと女優のルーシー・ボイントンでした。
実はそんなラミとルーシーの二人は、映画制作が終了したあとに、交際していることを告白しています。
二人の交際については、カリフォルニア州で開かれた映画の祭典にて明かされました。
二人は「ボヘミアン・ラプソディ」を撮影している2017年に初めて出会い、撮影終了後にはルーシーの住んでいるロンドンのラミが頻繁に訪れていました。
このことから、2017年の4月頃から交際していたのではないかと囁かれていたと言います。
いつ頃から付き合っていたかは分かりませんが、お似合いの二人ですので、幸せな生活を送って欲しいですね。
(C)2018 Twentieth Century Fox(C)2018 Twentieth Century Fox
6.少しだけ内容が違う映画と実話
映画「ボヘミアン・ラプソディ」の冒頭シーンには、LIVE AIDのシーンが再現されています。
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映画の中では、フレディ・マーキュリーはすでにHIVに感染していて、そのことをメンバーに明かしてライブに挑んでいました。
しかし、実際に行われたLIVE AIDでは、フレディ・マーキュリーはまだHIVに感染していなかったとそうです。
他にも、HIV感染を早めにメンバーたちに告白している映画に対して、実際は死の直前まで明かされなかったと言います。
これは、クイーンのメンバーであるブライアン・メイが1993年に行ったインタビューで証言していたものです。
https://www.instagram.com/p/BlrKSrMFEAA/
多少実話を変化させている部分もありますが、ファンの方にとってもまた違う内容を楽しめるのではないでしょうか?
7.ブライアン・メイがカットしたシーン&カットしなかったシーン
ラミ・マレック演じるフレディが、クイーンのメンバーのブライアン、ロジャー、ジョンに暴言を吐いて、クイーンが崩壊してしまうというシーン。
このシーンは、映画に収録されていましたが、驚いたことに制作側はこのシーンをカットしようとしていたと言います。
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フレディなどのメンバーだけじゃなく、クイーンというバンドとしてもかなり重要なシーンをカットなんて、視聴者側からしてもあまりオススメは出来ませんよね。
それを聞いたブライアン・メイとロジャー・テイラーの二人は、全体に残すべきだと主張して、結果的に残されていました。
なんでも、制作側には映画を短くするためにカットしようとしていたそうで、そのせいで危うく大事なシーンがカットされてしまう所でしたね。
https://www.instagram.com/p/BtDEsEmlb2q/
そしてもう一つ、グウィリム・リーが演じるブライアン・メイがバイオリンの弦を使ってギターを引いているシーン。
このシーンは、映画の予告編に入っているシーンなのですが、映画本編ではカットされていました。
このシーンは、様々なバンドが実験的なことをしているシーンだったのですが、この撮影を行うときにブライアン本人はいなかったと言います。
そのため、後から撮影されたそのシーンを見たブライアンは、「当時はこんなことは起きなかった」と語り、最終的にカットとなりました。
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伝説級のバンドである『クイーン』の誕生の秘密を描いた作品であるため、制作にはかなり力が入っていたのが分かりますね。
【裏側・裏話】映画「ボヘミアン・ラプソディ」まとめ
ということで今回は、映画「ボヘミアン・ラプソディ」の裏側・裏話を7つご紹介してきました。
その裏側には、映画の内容やクイーンというバンドをより深く知り、そして楽しむことが出来る裏話がたくさん隠されていましたね!
音楽という世界で数々の偉業を残してきた『クイーン』の姿を見ると、自然と元気が出てくるという方もたくさんいると思います。
この機会にもう一度見てみるのは。いかがでしょうか?
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