もうすぐクリスマス!イルミネーションやギフトで溢れるショーウィンドウは、このシーズンにしか味わえないワクワクを感じさせてくれますよね。
そんな気分を盛り上げる、クリスマスの定番といえば映画鑑賞。どこの国も、クリスマスの夜は映画館が混雑するのものです。
家族や友人や恋人と集まって、はたまたひとりでまったりと…お家でゆっくり映画鑑賞はいかがですか?小さな子どもから熟年夫婦まで楽しめる、クリスマスシーズンにぴったりの作品をご紹介します。
家族って面倒くさい。素直になれない大人たちへ「クーパー家の晩餐会」
熟年離婚の危機を迎えている夫婦と、その家族たちをめぐるヒューマンドラマ。親側の年代の方も、大人になった子供達の年代側の方も「家族ってそうだよね」というあるあるが詰め込まれていてあらゆる世代が共感できる物語です。
(C)2015 CBS FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED.
特にダイアン・キートン演じる無意識に完璧主義な母親は、細かいところまで作り込まれており女優魂を感じます。前半は俯瞰的なナレーションも多めですが、後半は思わず涙してしまう温かいストーリー。ぜひ、クリスマスに帰省した家族と一緒に見てほしい作品です。
「クーパー家の晩餐会」のあらすじ
サム(ジョン・グッドマン)とシャーロット(ダイアン・キートン)は40年の夫婦生活にピリオドを打とうとしていた。だがシャーロットは、クリスマスの夜に家族揃っての晩餐会が終わるまでは、家族には隠して幸せな気持ちでいたいと心に決めていた。
(C)2015 CBS FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED.
娘・エレノア(オリヴィア・ワイルド)もまた、親に紹介できるような彼氏がおらず頭を悩ませていた。エレノアの兄・ハンク(エド・ヘルムズ)は妻と離婚した上に失業し、母に言い出せないでいた。それぞれが問題を抱えたまま、クリスマスの夜に家族が集合する。
サンタはいない?人を信じる心を教えてくれる映画「ポーラー・エクスプレス」
サンタはいない?そんな疑いを持ち始めた子供達と一緒に見てほしい映画です。大人になってみると、サンタクロースが待ち遠しかった懐かしい気持ちを思い出します。絵本が原作のため気軽に見れるストーリーで、後半は画面いっぱいにクリスマスらしい風景が映し出されます。子供たちとのクリスマスパーティにもぴったり。
(C)2004 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
ポーラー・エクスプレスのあらすじ
主人公の少年はサンタクロースは本当にいるのか疑問を持っていました。真実を確かめようと、こっそり夜中に起きると家の前に特急列車が。その列車は北極点行きの「ポーラー・エクスプレス」。戸惑いながらも乗り込んだ少年と、ポーラーエクスプレスで出会った子供たちの一晩の冒険がはじまる。
何度失恋しても…恋って素晴らしい!温かいラブストーリー「ホリデイ」
クリスマスの夜に、彼氏や彼女とまったり観たい大人のラブストーリー。主人公の1人、アイリスの物語は、クリスマス前に失恋してしまった人もきっと元気をもらえるはず。映画の挿入音楽も洗練されていて何度も聞きたくなります。
(C) 2006 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
「ホリデイ」のあらすじ
ロンドンで新聞記者をしているアイリス(ケイト・ウィンスレット)と、ロサンゼルスで映画宣伝会社を経営しているアマンダ(キャメロン・ディアス)は全くの他人だが、クリスマス休暇前に揃って失恋。現実逃避のため、休暇中だけお互いの家を交換して過ごす「ホームエクスチェンジ」をすることに。
(C) 2006 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
アイリスは映画作曲家のマイルズ(ジャック・ブラック)と、アマンダはアイリスの兄であるグラハム(ジュード・ロウ)に出会い惹かれていく。自分を見つめ直し恋に落ちる彼らだが、そこにはたくさんの問題が…。
クリスマスのファミリー映画と言えば「ホーム・アローン」
クリスマスのコメディと言えばこちら。何度も笑える作品です。シリーズ化されるほどのヒット作です。泥棒2人がいい味を出していて、まるで絵本から飛び出したかのような、憎めない悪者っぽさも面白おかしい。大人になってから見ると、マーリーじいさんとケビンの教会でのシーンでのセリフは心にくるものがあります。
© 1990 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
「ホーム・アローン」のあらすじ
マカリスキー家の末っ子ケビン(マコーレー・カルキン)は、いたずらしては両親や兄たちに怒られてばかり。クリスマスは家族でパリに旅行の予定だったが、前夜にもママに叱られて「家族なんて消えちゃえ!」と言ってしまう。
翌朝、ケビンが目を覚ますと本当に家には誰もいなかった。なんと、家族はケビンを家に忘れて飛行機に乗ってしまったのだった!家にひとりぼっちのケビンは自由を謳歌するが、マカリスキー家には空き巣目当てのコソ泥の手が迫っていた。それを知ったケビンは、いたずらっ子の知恵を絞って家を守る作戦を立てる。
愛に溢れるオムニバス映画。大切な人と一緒に見たい「ラブ・アクチュアリー」
出典:https://www.amazon.co.jp/
さまざまな人々の恋愛や友情模様を描いたオムニバス形式の作品。ヒュー・グラント、リーアム・ニーソン、エマ・トンプソン、アラン・リックマンなど大物キャストのインパクトもさることながら、ひとつひとつの物語をしっかりと描いた演出もみどころ。場面はコマ切れなのにそう感じさせません。登場人物それぞれのちょっとした勇気が縁を繋げて、それぞれの幸せが描かれるシーンは涙を誘います。
「ラブ・アクチュアリー」のあらすじ
ロンドンに住む老若男女のクリスマス前の物語。年下の妻に先立たれ、義理の息子と2人取り残されたダニエル(リーアム・ニーソン)。英国の新首相デイヴィッド(ヒュー・グラント)は、秘書に一目惚れ。若い女に誘惑されて心揺れる社長(アラン・リックマン)と、何も知らない妻(エマ・トンプソン)。
親友の新妻ジュリエット(キーラ・ナイトレイ)に恋をしてしまったマーク(アンドリュー・リンカーン)。弟に恋人を取られてしまい傷心移住中のジェイミー(コリン・ファース)。それぞれ悩みや葛藤を抱える彼ら。果たして幸せなクリスマスを迎えることができるのだろうか?
作り込まれた仕草や表情が美しい。女性同士のラブストーリー「キャロル」
(C)NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED
レズビアンの女性と、彼女に惹かれていく女性のラブストーリーであり、成長物語。アカデミー賞女優のケイト・ブランシェットのミステリアスな瞳に吸い込まれます。ハッピーな雰囲気の映画ではないですが、キャストの衣装や街の雰囲気など、作り込まれた50年代アメリカの世界観が美しい作品。セリフが少なく静かな映画なので、ひとりでしっとり鑑賞する一本におすすめです。
「キャロル」のあらすじ
舞台は1950年代のアメリカ。夫と離婚調停中のキャロル(ケイト・ブランシェット)は、同性愛者である。同性愛者は病気として扱われるほどの風当たりだった。
しかし、娘のことは何よりも愛している彼女は、親権を巡って争っていた。ある日キャロルは、デパートで働くテレーズ(ルーニー・マーラ)に出会う。
(C)NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED
キャロルはテレーズのことを気に入り、ランチや自宅に誘うようになる。テレーズはノーと言えない性格だったが、キャロルと居るうちに彼女に惹かれるようになる。お互いに気持ちに気が付きながらも、胸に秘めたまま2人でクリスマス休暇の旅に出ることにするが…。
(C)NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED
東京駅が繋げる、クリスマスに起こる人間ドラマ「すべては君に逢えたから」
恋人や家族を巡り、6つのストーリーからなるオムニバス形式の映画です。
(C)2013「すべては君に逢えたから」製作委員会
冬の東京駅が様々な場面で映し出されて、東京のロマンティックなイルミネーションや建物のライトアップから、クリスマスムードが伝わってきます。駅に行き交うひとりひとりに映画のようなドラマがあるんだと思うと、だれもが主人公になれるような気がします。クリスマス前に鑑賞すれば、クリスマスに大切な人に会いに行きたくなるはず。
(C)2013「すべては君に逢えたから」製作委員会
「すべては君に逢えたから」のあらすじ
東京駅のケーキ屋でアルバイトする大学生(本田翼)、過去に駆け落ちしようとした経験をもつケーキ屋の女店主(倍賞千恵子)。
今年もクリスマスケーキの準備で大忙し。毎年クリスマスケーキを買いに来る新幹線の運転士(時任三郎)は不治の病にかかり辞職することに。だが息子にはまだ自分の余命を話せてはいなかった。
(C)2013「すべては君に逢えたから」製作委員会
女優を目指すが挫折しそうな劇団員(高梨臨)は、地元に出戻る前に贅沢しようと高級レストランへ。そこで気難しい会社経営者の男性(玉木宏)に出会う。東京と仙台で遠距離恋愛中のカップル(東出昌大、木村文乃)は、仕事が忙しくすれ違う日々を送っていた。彼らに最高のクリスマスは訪れるのだろうか。
(C)2013「すべては君に逢えたから」製作委員会
あの時選ばなかった人生で大切なものを見つける「天使のくれた時間」
仕事人間で孤独なリッチマンが普通のパパになった別ルートの人生に放り出されるファンタジー映画です。「もしも、あの時違う選択をしていたら?」という誰もが一度は考えたことのある別の人生。男性やパパ世代の皆さんにおすすめです。ニコラス・ケイジの熱唱など笑えるシーンもあり、終始明るく見られる映画です。
出典:https://www.amazon.co.jp/
「天使のくれた時間」のあらすじ
NYに住むジャック(ニコラス・ケイジ)は、ウォール街で働くビジネスマン。高級マンションで目覚め、高級スーツを着てフェラーリに乗り出勤する優雅な独身貴族。彼は今の生活に満足していた。そんなジャックはクリスマスイブの夜、偶然立ち寄ったコンビニで不思議な男(ドン・チードル)と出会う。
そして翌朝目覚めると、郊外であるニュージャージーの一軒家のベッドに。隣には昔の恋人だったケイト(ティア・レオーニ)が妻として存在していた。そして2人の子供達や、見知らぬ近所の仲間にファミリーカー。混乱したジャックは、ウォール街へと車を走らせる。そこに現れたのは、昨晩の謎の男だった。
善人に最高のクリスマスを。1946年のモノクロ感動映画「
素晴らしき哉、人生!」
アメリカの古き良きクリスマス映画と言えばこちら。モノクロの映像で綴られる、ひとりの男の感動のストーリーです。人生の良い時も悪い時も誰かのために行動する主人公から、生きることの喜びを学ぶことができます。レトロな映像から飛び出す数々の名言は、今も昔も色褪せることなく心に響きます。
出典:https://www.amazon.co.jp/
「素晴らしき哉、人生!」のあらすじ
クリスマスの夜に、天使達はある男の自殺の危機を案じていました。その男はジョージ(ジェームズ・スチュアート)、見習い天使のクラランス(ヘンリー・トラヴァース)が彼を救おうと人生のメモリーを見せます。幼い頃より優しい心を持っていたジョージ。彼は12歳の頃溺れかけた弟を救い、片耳の聴力を失っていました。
成人したジョージは幼馴染のメアリー(ドナ・リード)と再会し、やっと自分の人生を掴みかけます。しかし父が急死。父の営んでいた住宅金融の会社をライバルの資産家ポッター(ライオネル・バリモア)から救うため、夢を諦めるのでした。弟や会社の為、自分を犠牲を厭わないジョージは自力で幸せを掴みます。そんな彼に待ったをかけるように危機が迫り、ジョージはある決意をします。
最先端サンタファミリーのドタバタクリスマス「アーサー・クリスマスの大冒険」
現代のサンタファミリーがクリスマスに奮闘するアニメーション映画です。今までのサンタのイメージを覆す、最先端技術を駆使した驚きのプレゼント配達の様子が面白おかしく、大人も子供も楽しませてくれます。子供に夢を与える存在、サンタクロースのあり方についてサンタ側の視点で語られるドタバタ劇は、笑いたいクリスマスにぴったりの作品。
出典:https://www.amazon.co.jp/
「アーサー・クリスマスの大冒険」のあらすじ
アーサーは代々サンタを継いで来たクロース家の次男坊。彼は誰よりもクリスマスやプレゼントを待つ子供達のことを愛していた。しかしドジで怖がりなところがあり、今は手紙係をさせられていた。現サンタの父は、そろそろ引退間近。サンタの座を狙う兄のスティーブは、最先端技術を駆使したプレゼント配達システムを考えた優秀な男だった。
あるクリスマスの夜、無事に配達任務が終わったかと思ったが配り忘れのプレゼントがひとつ見つかる。夜明けまではもう時間が無いため、諦めようと言う父と兄。しかし、アーサーは居ても立っても居られず、先代サンタの祖父と妖精のブライオニーと共にプレゼントを持って空へと旅立ちます。
クリスマスにぴったりの映画まとめ
ファミリー向けの作品から大人のラブストーリーまで、様々なクリスマス映画をご紹介しました。クリスマス特有のワクワクやロマンティックな雰囲気が詰まった名作ばかりです。
どれもHuluやNetflix、Amazonプライムビデオなどの動画配信サイトで見られるものばかりです。今年のクリスマスは、お家で映画ナイトを楽しんでみては?
(2019年11月現在の情報です。詳しい情報は公式サイトでご確認ください。)