ディズニーのアニメーション映画の実写化はこれまで何度となく製作されてきましたが、2019年はその数も多く、実写映画化での成功が続きました。2020年もその勢いは止まらず、ますます盛んになるばかり!
そこで、まず2020年に公開を予定しているものから、2021年以降に公開される実写版映画を一挙に紹介していきます。今後もますますディズニー映画から目が離せませんね。
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編集長
編集員さる
【ディズニー映画実写化 2020年公開予定であった作品】
2020年に公開されるはずだった実写版ディズニー映画で、4月に公開予定だった『ムーラン』、7月に公開予定だった『ジャングル・クルーズ』の公開延期が発表されました。
『ムーラン』を2020年7月24日、『ジャングル・クルーズ』は2021年7月30日に全米公開されることが明らかとなりました。
現状、日本での公開は未定です。そんな公開が気になる2つの作品を紹介します。
ディズニー映画実写化 『ムーラン』
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1998年に公開されたアニメーション映画『ムーラン』の実写版が、2020年に公開予定です。古代中国を舞台に、中国の伝説「花木蘭」をモデルにしています。
男装したヒロインが父親に代わって戦地に赴く姿を描いた物語です。
ムーラン役には、世界5大陸で行ったオーディショを見事勝ち抜いたリウ・イーフェイが決定。
『ドラゴン・キングダム』や『ザ・レジェンド』などに出演しています。本当の自分と偽りの自分との間で葛藤するムーランをどう演じているのか楽しみです。
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中国を代表する名女優が敵役として出演していることも話題に。
『サタデー・フィクション』のコン・リーが実写版オリジナルキャラクター・シャンニャンを演じます。そのほかジェット・リーやドニー・イェンなども名を連ねています。
監督は『クジラ島の少女』のニキ・カーロが務めることに。アクションだけでなく、ムーランの内面も描かれる映画となっていることでしょう。
ディズニー映画実写化『ジャングル・クルーズ』
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ディズニーの人気アトラクション「ジャングル・クルーズ」が実写映画化されました。
主演には、「ワイルド・スピード」シリーズなどのドウェイン・ジョンソン。監督は、『エスター』や『フライト・ゲーム』などの鬼才・コレット=セラが務めます。
「ジャングル・クルーズ」は東京ディズニーランドにもあるアトラクションで、勇敢で陽気な船長とともにボートに乗り、野生動物を観察しながらジャングルを探検するというもの。
映画では、「奇跡の花」を手にした者に永遠の命を手にすることができる。そんなアマゾンに伝わる不老不死の伝説を信じてジャングルに向かう、船長フランクと女性医師リリーの冒険を描いています。アトラクションを題材として映画化され大成功を収めているのが、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ。これに続くヒット作になるかどうか楽しみですね。
【ディズニー映画実写化 2021年以降公開予定の作品】
2021年以降に公開される実写版のディズニー映画を紹介していきます。
『101匹わんちゃん』のスピンオフ『クルエラ(原題)』だけ公開日が決まっているようす。そのほかの作品は未定となっています。
新型コロナウィルスの影響で、『リトル・マーメイド』や『ピーター・パン』の製作が一時休止となっているようです。
ディズニー映画実写化 『わんわん物語(原題)』
出典:https://www.amazon.co.jp/
1955年にアメリカで公開されたアニメーション映画『わんわん物語』。
クリスマスプレゼントとしてある一家のもとにやってきたアメリカン・コッカー・スパニエルのレディが、偶然野良犬のトランプと出会います。正反対な環境に暮らすの二匹の交流を描いた物語です。
今回の実写版では、『ライオン・キング』や『ジャングル・ブック』のようなCGの動物ではなく、本物の犬がキャスティングされています。その愛らしさに心奪われること間違いありません。
レディの声を『メン・イン・ブラック:インターナショナル』のテッサ・トンプソン、トランプの声を『LEFTOVERS/残された世界』のジャスティン・セローが担当したことでも話題となりました。
本作は、「Disney+」で配信される予定です。
ディズニー映画実写化 『クルエラ(原題)』
原作は1956年に発表されたドディー・スミスの小説「ダルメシアン100と1ぴきの犬の物語」。アニメーション映画『101匹わんちゃん』は、ダルメシアンのポンゴとパーディタが、ある事件に巻き込まれ、99匹もの子犬たちを授かることになる物語です。
1996年にはグレン・ローズ主演ですでに実写映画化されていますが、本作ではアニメーション映画にも登場する悪女クルエラを主人公に作られた実写版映画です。
そんなクルエラを務めるのは、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞を受賞したエマ・ストーン。彼女がなぜ非情な悪女になったかという、『101匹わんちゃん』の前日譚になるようです。
監督は『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のクライグ・ギレスピーが務めます。そのほか、エマ・トンプソンが共演する予定です。
ディズニー映画実写化『リトル・マーメイド(原題)』
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アンデルセン童話「人魚姫」を原作に、アニメーションミュージカル映画として、1989年に公開されたのが『リトル・マーメイド』です。その実写版では、アニメーション版で「アンダー・ザ・シー」などの名曲を手掛けオスカーを受賞した作曲家アラン・メンケンの参加が決定しています。リン=マヌエル・ミランダとタッグを組んで新曲も披露する予定です。主演のアリエルには、黒人歌手のハリー・ベイリーが決定し話題となりました。監督にはロブ・マーシャル、脚本にデヴィッド・マギー。『メリー・ポピンズ リターンズ』のコンビが復活しました。
そのほか、エリック王子には、ジョナ・ハウアー=キングが決定。アースラにメリッサ・マッカーシー、トリトン王にハビエル・バルデムなどの名が挙がっています。
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ディズニー映画実写化 『ピーター・パン&ウェンディ(原題)』
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ディズニーの長編アニメーションと1953年に公開された映画『ピーター・パン』。原作はジェームス・マシュー・バリーの戯曲「大人になりたくないピーターパン」です。
大人にならない少年ピーター・パンが、ダーリング家の三姉弟と共に、ネバーランドで繰り広げる冒険ファンタジー。ピーター・パンをアレクサンダー・モロニー、ウェンディを女優のミラ・ジョヴォヴィッチとポール・W・S・アンダーソン監督の長女・エヴァー・アンダーソンが演じます。
監督は『さらば愛しきアウトロー』のデヴィッド・ロウリー、脚本は『ピートと秘密の友達』のトビー・ハルブルックスがデヴィッド監督と共同で務めます。
ディズニー映画実写化 『スノーホワイト(原題)』
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ディズニー初のアニメーション映画として、1937年に誕生したのが、『白雪姫』です。
グリム兄弟による童話「白雪姫」が原作となっています。第2次世界大戦前に製作された超大作で、歴史的にも貴重な映画です。
『ラ・ラ・ランド』や『グレイテスト・ショーマン』などで知られるペンジ・パセクとジャスティス・ポールが音楽を担当します。
脚本は『ガール・オン・ザ・トレイン』のエリン・クレシダ・ウィルソンが決定。
監督には、『(500)日のサマー』のマーク・ウェブが務めます。キャスト情報はまだ出ていません。これとは別に、妹・ローズ・レッドを主役にした物語も構想中とのことです。
ディズニー映画実写化 『ピノキオ(原題)』
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1940年にアメリカで公開されたアニメーション映画『ピノキオ』。原作は、イタリアの作家、カルロ・コッローディの童話「ピノッキオの冒険」です。
おもちゃ職人のゼペットが作ったあやつり人形のピノキオが、本当の人間の子どもになるまでの物語。2017年頃から企画されるも、監督やキャストで二転三転ありましたが、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのロバート・ゼメキス監督が務めそうです。
また、脚本は『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のクリス・ワイズが手掛けます。キャストは未定です。
ディズニー映画実写化 『王様の剣(原題)』
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T・H・ホワイトの小説「永遠の王」の第1部「石に刺さった剣」を原作としたアニメーション映画「王様の剣」。1963年に公開され、アーサー王の少年時代を描いた物語です。
「抜いた者が次の王となる」という剣を巡り、ワート少年が魔法使いマーリンと出会い、本当の強さや思いやりを持つまでの成長を描いています。
脚本は、『ゲーム・オブ・スローンズ』のブライアン・コグマン、監督は『28週間後・・・』のファン・カルロス・フレナディーが務めるといわれています。そのほかの情報は不明です。
ディズニー映画実写化 『プリンス・チャーミング(原題)』
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ディズニー映画には多くのプリンセスが登場しますが、プリンセスとともに登場するのが王子様=プリンスです。その中でも『シンデレラ』に登場するプリンス・チャーミングに焦点をあて、独自のストーリーを実写化することに。昔ながらのプリンスを、自由に生きたい兄弟の視点から描く物語といわれています。
『美女と野獣』の脚本や『ワンダー 君は太陽』の監督・脚本を務めたステーヴン・チョボスキーがメガホンをとることに。これまで描かれてこなかったプリンス・チャーミング。どんな映画になるか期待されます。
ディズニー映画実写化 『ティンク(原題)』
ディズニーアニメーション映画『ピーター・パン』に登場する妖精のティンカー・ベル。ちょっと生意気だけど、可愛らしい女の子の妖精です。
そんな彼女を主人公にした実写映画が進行中。ティンカー・ベル役には、「キューティ・ブロンド」シリーズのリース・ウィザースプーンが決定しています。これ以上ないピッタリなキャスティングが話題に。
脚本には『ファインディング・ドリー』のヴィクトリア・ストラウスが担当するといわれています。
ディズニー映画実写化 『ナイト・オン・ボールド・マウンテン(原題)』
1940年に公開されたアニメーション映画『ファンタジア』。クラシック音楽と8編のアニメーションの融合した作品です。 当時、世界的指揮者であったレオポルド・ストコフスキーも出演し、彼の指揮でフィラデルフィア管弦楽団が演奏をしています。 その7つ目の楽曲「禿山の一夜」は、ロシアの作曲家モデスト・ムソルグスキーが作曲したもの。 そのアニメーションに登場するスラヴ民話の死神を意味するチェルナボーグを主軸に、その起源を描いた作品になる予定です。 『マレフィセント』のようなダークファンタジーになるとの情報も。脚本に『ドラキュラZERO』のマット・サザマとバーク・シャープレスの名が挙がっているようです。
ディズニー映画実写化 『ジーニーズ(原題)』
実写版も大成功を収めた『アラジン』の前日譚の実写映画版が『ジーニーズ(原題)』です。『アラジン』は「アラビアン・ナイト」をもとに、青年アラジンが、三つの願いをかなえてくれる魔人ジーニーが宿るランプを手にする物語。 今回の実写版では、その魔人ジーニーがなぜランプに閉じ込められることになったのかを描くコメディーアドベンチャー映画とのこと。脚本は『フレディVSジェイソン』のダミアン・シャノン&マーク・スウィフトが担当します。この作品とは別に、ディズニーは実写版『アラジン』の続編も視野に入れているようです。
ディズニー映画実写化 『バンビ(原題)』
1942年に公開されたアニメーション映画『バンビ』は、森の王の子どもとして生まれた小鹿「バンビ」が主人公の物語。バンビは森の仲間たちに見守られながらすくすくと育っていきますが、母親を人間に殺され、森も火事に見舞われてしまうことに。そんな困難を乗り越えて成長していく姿を描いています。 『ライオン・キング』はCGであるにも関わらず、動物も風景も実写そのもののような映画でした。本作でもそのような仕様にする予定とのことです。出典:https://www.amazon.co.jp/
ディズニー映画実写化 『ロビン・フッド(原題)』
1973年に公開されたアニメーション映画『ロビン・フッド』。ロビン・フッドとは伝説上の人物です。アニメーション映画『ロビン・フッド』では、シャーウッドの森に住むロビン・フッドが仲間のリトル・ジョンと供に、貴族からお金を巻き上げ貧しい人たちに分け与えていました。 ロビン・フッドをキツネ、リトル・ジョンはクマというアニメーションならではの設定を生かし、今回の実写版では、『ジャングル・ブック』や『ダンボ』のようにCGと実写を融合させたミュージカル映画にするとのこと。動画配信サービス「Disney+」向けに製作されます。出典:https://www.amazon.co.jp/
【実写版映画が続くディズニー映画】
2020年はディズニー映画だけでなく、新型コロナの影響で相次いで公開延期が決定しています。製作もストップしてしまった映画も数多くみられます。これをなんとか乗り切り、無事公開されることを祈るばかりです。
ディズニーのアニメーション映画はもちろんのこと、実写映画にしてもそのクオリティーの高さは、これまでの作品が実証しています。そんなディズニー実写版映画から、今後も目が離せませんね。これからも、私たちに大きな感動を与え続けてくれることでしょう。
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