映画を見たときの感情に、怖い、面白い、泣けるという三大感情があります。これらの感情に訴えるということは、映画を見るときの醍醐味ではないでしょうか。
今回は、この“泣ける”ということをポイントに、洋画、邦画問わずランキング形式で感動必須の泣ける映画を紹介していきます。
泣ける感動映画20~11位
第20位 『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』2001年
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『クレヨンしんちゃん』の劇場版映画シリーズの9作目。親世代を20世紀の象徴、子供世代を21世紀の象徴として描き、過去と未来が交錯する物語です。
『クレヨンしんちゃん』の劇場版はどの作品も評価が高く人気です。特に、子供と一緒に劇場に見に行く大人に向けた感動作が多いのも特徴のひとつ。
中でも、公開当時、本作に涙したお父さんが続出しました。おふざけの中にも家族の絆にウルっとさせられること間違いなしです。
ミュージシャンYUIと塚本高史主演の映画。1993年の香港映画『つきせぬ想い』を原案としています。 紫外線を浴びることのできないため夜しか活動できない色素性乾皮症のミュージシャンの少女。彼女がある少年と出会い恋に落ちます。そんな二人の純愛物語。 ミュージシャンとして活動しているYUIをキャスティングし、彼女が主題も担当。映画の興行とともに大ヒットしました。 実写映画「ちはやふる」シリーズの小泉徳宏監督の劇場長編映画デビュー作でもあります。 (C)2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会 住野よるのデビュー作でもある同名小説「君の膵臓を食べたい」の映画化。略称はキミスイ。 膵臓の病気を持つ女子高生と同級である“僕”との交流を現在と過去を交差させながら描いた作品です。浜辺美波と北村匠海がダブル主演を務めました。現在の僕を小栗旬が務めています。 監督は映画『そして、生きる』の月川翔、脚本は映画『ホットロード』や『アオハライド』の吉田智子が担当しています。映画賞を多数受賞しました。若手二人の瑞々しい演技に涙した人も多いはず。 出典:https://www.amazon.co.jp/ 日本でテレビドラマとして制作された『Pure Soul~君が僕を忘れても~』を原作とした韓国映画です。タイトルの由来は、原作ドラマのヒロインのセリフ「私の頭の中には消しゴムがあるの」から。 建設会社の令嬢スジンと現場監督として働くチョルスが恋に落ちて結ばれます。しかし、やがてスジンが若年性アルツハイマー病に冒されてしまいます。それでもなお、二人は絆を深めていく愛の物語です。 『四月の雪』のソン・イェジンと『MUSA 武士』のチョン・ウソンが出演。重いテーマを扱いながらも最後まで希望を捨てない二人に涙が止まりません。 日本では、2010年から朗読劇『私の頭の中の消しゴム』が定期的に上演されています。 (C)2017 Lions Gate Films Inc. and Participant Media, LLC and Walden Media, LLC. All Rights Reserved. R・Jパラシオのベストセラー小説「ワンダー」の映画化。全世界で800万部以上刊行された名作です。 映画『ウォールフラワー』のスティーブン・チョボスキーが監督・脚本を担当しました。生まれつきの障害により、人とは違う顔を持った10歳の少年・オギー。 幼い頃から自宅学習だった彼が、容態が安定したことで初めて学校に通うことに。ヘルメットを被り、自分たちとは違う彼を最初はいじめていた同級生たちが、次第に彼と打ち解けていきます。 そんなオギーを温かく見守る母を映画『エリン・ブロコビッチ』のジュリア・ロバーツ、オギーを映画『ルーム』のジェイコブ・トレンブレイが演じています。 (C) 2007「東京タワー o.b.t.o.」製作委員会 リリー・フランキーの自伝小説「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」を原作とした映画です。主演にオダギリジョー、オカンを樹木希林が演じたことでも話題となりました。 ボクを連れて家を出たオカンは女手一つでボクを育てることに。やがて美大に通うため上京したボクは自堕落な生活を送るも、徐々にイラストやコラムの仕事が軌道に乗り始めます。そんな中、オカンのガンが発覚するのですが……。 脚本は劇作家で俳優の松尾スズキ、監督は「深夜食堂」シリーズの松岡錠司が担当しています。樹木希林のオカンは何度見ても泣けます。 出典:https://www.amazon.co.jp/ エイヴリー・コーマンの同名小説「クレイマー、クレイマー」を原作とする映画です。ダスティン・ホフマンとメリル・ストリープが夫婦役を演じ、アカデミー賞での5部門受賞をはじめとし各賞を総なめ。ビリー役には当時8歳のジャスティン・ヘンリーが務め、アカデミー賞の史上最年少記録を樹立したことでも話題となりました。 仕事人間の夫テッドに愛想を尽かし、家出をする妻ジョアンナ。テッドは翌日から息子ビリーの世話や家事と仕事に追われ苦戦するも、やがて息子との生活に喜びを感じることに。家出から一年後、ジョアンナが息子の養育権を主張し争うことになるのですが……。 映画『プレイス・イン・ザ・ハート』のロバート・ベントンが監督・脚本を務めました。最初はぎこちない父と息子が、やがてお互いかけがえのない存在になっていくという感動作です。 出典:https://www.amazon.co.jp/ 1959年のバーモントにある全寮制の名門校を舞台に、型破りの新任の教師と生徒たちの交流を描く物語です。主演はロビン・ウィリアムズ。 生徒役をロバート・ショーン・レナードやイーサン・ホークが務めました。監督は映画『トゥルーマン・ショー』のピーター・ウィアー。 厳格な規則に縛られている生徒たちに、生きることの素晴らしさについて教えていく教師ジョン・キーティング。彼に影響され、生徒たちは次第に自由な心を取り戻していきます。 キーティングが学校を去る時、彼の教え通り生徒たちが机の上に立って見送る名シーンは今も語り継がれています。 出典:https://www.amazon.co.jp/ エリックの家の隣に引っ越してきたデクスターは、HIV感染者でした。最初は戸惑うエリックでしたが、次第に二人に友情が芽生えます。 デクスターを救うべく治療法探しに奔走するエリック。そんな二人の友情を描いた作品です。エリックに本作が自身の代表作となるブラッド・レンフロ、デクスターに映画『ボヘミアン・ラプソディ』のジョエフ・マゼロが務めました。 主演のブラッド・レンフロはその演技力とビジュアルから高い人気を得ましたが、ヘロインの過剰摂取で若くしてこの世を去りました。 (C) 2007「夕凪の街 桜の国」製作委員会 漫画「この世界の片隅に」のこうの史代の「夕凪の街」と「桜の国」(二部構成)が原作の映画化。「この世界の片隅に」以前に書かれた作品です。自身も広島市出身ということから制作に臨んだと言われています。 映画では、「夕凪の街」で描かれる被爆した女性と「桜の国」の第二部を中心に被爆3世の女性を描いています。 被爆しつつも生き残った皆実。やがて、原爆症で命を落としいく彼女の最期の言葉「自分たちの死を望んで広島に原爆を落とした者は、今日また一人殺せたと喜んでいるだろうか」でした。そして、その後続く被爆2世、3世に渡る偏見などを描いた作品。 主演は田中麗奈と麻生久美子。監督は映画『半落ち』の佐々部清が務めています。漫画に負けず劣らず、素晴らしい作品です。 出典:https://www.amazon.co.jp/ 1996年に発表されたニコラス・スパークスのベストセラー小説「きみに読む物語」の映画化。映画俳優で監督のニック・カサヴェテスが監督を務めました。女優で監督の母親のジーナ・ローランズが出演していることでも話題となりました。 認知症を患い療養施設で暮らす初老の女性。彼女のもとに、ひとりの男性が訪れて、ある物語を読んで聞かせます。それは、身分違いの男女の純愛を貫く物語でした。 映画『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリング、映画『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』のレイチェル・アクアダムスが出演しています。涙なしには見ることのできない珠玉の純愛物語です。 (C)2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会 中野良太監督の商業監督デビュー作。中野監督の脚本に即決した宮沢りえが主演を務めました。 末期ガンにより余命宣告を受けた主人公・双葉。一年前に夫が家を出ていってから閉まっていた銭湯・幸の湯を再開し、残り僅かな時間にやるべきことをやり遂げようと奮闘する双葉の姿を描いています。 その娘を杉咲花が演じ、宮沢とともに高い評価を受けました。タイトルに込められた思い、家族の絆、この年の映画賞を総なめにした力作。 宮沢りえの圧巻の演技に涙が止まりません。 (C)Makoto Shinkai / CoMix Wave Films 新海誠監督の代名詞である「すれ違い」をテーマに描いた作品です。貴樹と明里は本好きな小学生。仲良くなるも小学校卒業と同時に明里は栃木へ転校してしまいます。 そんな二人は再度文通で繫がるのですが、今度は貴樹が鹿児島へ移ることに……。二人のすれ違いを描いた3部作から成る感動作です。 その美しすぎる映像美、主題歌である山崎まさよし「One more time,One more chance」、そして切ないストーリー。 新海誠の泣ける映画といったら、やっぱり本作にほかなりません。 (C) 2011 SPLENDIDO / GAUMONT / TF1 FILMS PRODUCTION / TEN FILMS / CHAOCORP 2011年にフランスで公開され、その年、東京国際映画祭のコンペティション部門で最高賞の東京桜グランプリを受賞。本国でもセザール賞を9部門もノミネートされました。 実話をもとにしたドキュメンタリーを見た監督のエリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュが映画化しました。 頸椎損傷で不自由な体の富豪とその介護人となった貧困層の移民の若者との交流を描いた物語。主演は、映画『唇を閉ざせ』のフランソワ・クリュゼと映画『ジュラシック・ワールド』のオマール・シーが務めました。 立場も性格も年齢も違う二人がお互いを認め合い、変わっていくさまが感動を誘います。 出典:https://www.amazon.co.jp/ 第二次世界大戦時、ドイツナチスによるユダヤ人の大量虐殺が行われていました。そんな中、1200人ものユダヤ人の命を救った実在のドイツ人実業家オスカー・シンドラーを描いた物語。 監督をスティーブン・スピルバーグが務めたことでも話題となりました。原作は、トーマス・キニーリーの「シンドラーの箱船」。全世界的に大ヒットを記録し、アカデミー賞では12部門にノミネートされました。 主演はリーアム・ニーソン。自分の利益のため安価な労働力として雇い入れていたはずのユダヤ人。いざ自分の工場で働くユダヤ人に危険が及ぶとき、シンドラーの心境に変化が生じます。 戦争の残酷さ、命の大切さ。まざまなメッセージとシンドラーの生き様に共感すること間違いなしです。 出典:https://www.amazon.co.jp/ 映画『グリーンマイルの』フランク・ダラボン監督が、スティーヴン・キング原作「刑務所のリタ・ヘイワース」を映画化しました。彼の初監督作でもあります。 主演はティム・ロビンスとモーガン・フリーマン。長期に渡りショーシャンク刑務所に服役しているレッドと冤罪にも関わらず収監された元銀行の副頭取アンディの友情を描いた物語。 腐敗した刑務所の中でも希望を捨てずに、数々の不思議な力を発揮していくアンディが描かれています。映画ファンから圧倒的な支持を受け魅了し続けている不朽の名作です。 出典:https://www.amazon.co.jp/ 映画監督として成功を収めたサルヴァトーレのもとに、少年時代から親しくしていた映画技師アルフレードの死が伝えられます。トトと呼ばれた少年時代にアルフレードと共に映画館で過ごした日々に思いを馳せるサルヴァトーレ。 アルフレードの葬儀のため故郷に帰ると、彼がサルヴァトーレのために遺した形見を受け取ることになるのですが……。アカデミー外国語映画賞やカンヌ映画祭審査員特別グランプリなど世界中で高い評価を受けました。 イタリアの美しい風景と映画への愛情、エンリオ・モリコーネの素晴らしい音楽が相まって感動を呼ぶ作品。アルフレードの形見のシーンは涙なしでは見ることができないでしょう。 出典:https://www.amazon.co.jp/ ホラー作家として知られるスティーヴン・キング。彼が1996年に発表した刑務所を舞台とするファンタジー小説「グリーンマイル」を映画化。 アメリカ南部の刑務所を舞台に、不思議な力を持つ死刑囚ジョン・コーフィとポールを中心とする看守たちとの交流を描いています。監督は映画『ショーシャンクの空に』のフランク・ダラボン。再度、スティーヴン・キング原作に挑みました。 主演のポールにトム・ハンクス、コーフィをマイケル・クラークダンカンが演じています。 ポールと過ごすうちに看守たちは彼が冤罪であると確信します。しかしそれを覆すだけの証拠は得られず、結局、コーフィを救うことはできませんでした……。号泣必至の名作です。 出典:https://www.amazon.co.jp/ 1912年に実際に起きた英国の客船タイタニック号の沈没事故。これまで映画やミュージカル、宮沢賢二の「銀河鉄道の夜」などでも扱われてきましたが、本作はジェームス・キャメロン監督・脚本により映画化されました。 主演はレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレット。タイタニックで出会った貧しい青年と上流階級の娘。二人の愛の物語を描いています。アカデミー賞では11部門で受賞。セリーヌ・ディオンの主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」も映画とともに大ヒットを記録しました。 決して結ばれぬことのない二人の束の間の愛の時間、悲しい別れ、どれをとっても涙を誘うラブストーリーの代表格です。 出典:https://www.amazon.co.jp/ 雑誌「オール讀物」に連載されていた野坂昭如の戦争体験を題材とした短編小説が原作のアニメーション映画。兵庫県神戸市や西宮市近郊を舞台に、戦争で両親を亡くした兄と妹が必死に生き抜いていこうとするも、死を迎えてしまう悲しい物語です。 今は亡き日本を代表するアニメ―ション監督・高畑勲の作品。リアリティの追求、繊細な演出による孤独な二人の心情、闇夜に浮かぶ蛍の姿として現している姿は胸に刺さります。 公開されてから30年が経った今でも愛され続けています。戦争により運命を狂わされた幼い命を思い涙なくしては見ることのできません。後世へ伝えるべき珠玉の作品です。 今回は、洋画・邦画問わず“泣ける”映画を紹介してきました。どの作品をとっても、その作品ごとの“泣き”ポイントがあり、思い出しただけで泣けてきます。 恋愛、家族、友情、戦争……。あなたはどんな“涙”がお好みですか?ランキング形式で紹介してきましたが、どれをとってもオススメです! 最後までご覧いただきありがとうございました! (2020年2月現在の情報です。詳しい情報は公式サイトでご確認ください。)第19位 『タイヨウのうた』2006年
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第18位 『君の膵臓を食べたい』2017年
(C)住野よる/双葉社第17位 『私の頭の中の消しゴム』2005年
第16位 『ワンダー 君は太陽』2017年
第15位 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』2007年
第14位 『クレイマー、クレイマー』1980年
第13位 『いまを生きる』1989年
第12位 『マイ・フレンド・フォーエバー』1995年
第11位 『夕凪の街 桜の国』2007年
泣ける感動映画10~1位
第10位 『きみに読む物語』2005年
第9位 『湯を沸かすほどの熱い愛』2016年
第8位 『秒速5センチメートル』2007年
第7位 『最強のふたり』2012年
第6位 『シンドラーのリスト』1994年
第5位 『ショーシャンクの空に』1995年
第4位 『ニュー・シネマ・パラダイス』1988年
第3位 『グリーンマイル』2000年
第2位 『タイタニック』1997年
第1位 『火垂るの墓』1988年
泣ける感動映画まとめ
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