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二世俳優!松田龍平主演のおすすめ作品。注目の新作映画も2020年公開!

今や日本の映画界きっての個性派として人気を集める実力派俳優・松田龍平。

父は伝説の名俳優・松田優作、母は実力派女優・松田美由紀という、芸能一家に生まれたいわゆる「二世俳優」。今や、単なる二世では無く、唯一無二のオーラと演技力で確かな評価を得ています。

松田龍平は映画を中心に、ラブストーリーからコメディまで幅広い役柄で多くの作品に出演しています。ここ数年ではテレビドラマでも見かけるようになりましたね。

一般男性的な役から超奇抜な設定のキャラクターまで演じているので、作品ひとつ観ただけではとてもじゃ無いけど掴めない!そんなあなたに、松田龍平の大ファンである筆者がおすすめ作品をたっぷりご紹介します。

実力派俳優・松田龍平としての受賞作品

「舟を編む」

舟を編む(C)2013「舟を編む」製作委員会

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松田龍平ファンでは無い方も、こちらの映画での演技は観たことがある方もいらっしゃるのでは?作品、監督、キャスト陣全てが数々の賞を総ナメにしたヒット作品。「舟を編む」は三浦しをん原作の、出版社の辞書編集チームの物語を主人公の成長とともに描いたヒューマンドラマです。

 

松田龍平は、主人公の馬締光也(まじめみつや)という「本の虫・純粋・垢抜けない」と、いかにもモテない要素満載だけれども、純朴で一途な青年を演じています。

この馬締光也=通称みっちゃん役が、面白いほどにしっくりきています。みっちゃんは松田龍平のために存在したと言っても過言では無いほどに。猫背でボソッとこぼすような台詞回しが最高です。

舟を編む(C)2013「舟を編む」製作委員会

船を編むをみる

ヒロインの宮崎あおいをはじめ、演技派のキャストが脇を固めているのですんなりと映画に入り込めます。松田龍平の出演作の中では、(これでも)現実的な人物を演じている方なのでとても見やすく、ストーリーも感動的です。何を見ようか迷った時の入門編としておすすめです。

 

デビュー当時の名作!松田龍平主演作品

「御法度」

御法度© 1999 松竹/角川書店/IMAGICA/BS朝日/衛星劇場

松田龍平に注目したならば、ぜひ見ておきたいのがこちらの作品。彼のデビュー作品です。

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メガホンをとったのは巨匠・大島渚監督。音楽担当はあの坂本龍一。時代劇映画であり、新撰組の剣士達の物語。主に恋愛事情(今でいうBLジャンルに近いもの)を起点とした物語です。若干二十歳の松田龍平は、新撰組に新規入隊して剣士達を惑わす美少年剣士・加藤惣三郎を演じています。

 

そんないろんな意味で衝撃的な作品で主演デビューという過去…。控えめに言っても、セリフは棒読みで語尾も不自然だったりとツッコミどころ満載です(笑)


にも関わらず!なぜおすすめしたいかと言うと。この作品の惣三郎の眼差しから、すでに謎オーラが放たれているからです!そして歌舞伎の女形のような色気。とにかく、百聞は一見に如かず。

 

ちなみに、「御法度」で共演した浅野忠信の演技を見て、本格的に俳優を志したんだとか!浅野忠信、グッジョブ!

 

青い春

青い春© 松本大洋/小学館・「青い春」製作委員会 2001

青い春の物語は

男子高校を舞台に繰り広げられる、青春群青劇です。この作品で松田龍平は、モラトリアムを抱える不良高校生・九条を演じています。

 

適当に悪さして過ぎる毎日に憤りや不安を抱えながら、九条と仲間たちがそれぞれの道を行くストーリー。原作は「ピンポン」などで有名な松本大洋なので、彼の描く青春時代の空気感や、静かな名言が好きな人には非常におすすめ。

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幼馴染役の青木(新井浩文)との関係が青春のリアルそのもの。新井浩文も松田龍平と争うように体当たりな演技をみせています。それが男子高校生っぽくて生々しい。メガネ系ヤンキー・雪男を演じている高岡蒼佑もいい味出してます。EITA時代の瑛太も出演しており、今後も松田龍平と共演が多くなる俳優陣の若かりし頃の共演作品として見ても楽しめます。


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また、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの曲が挿入歌として多用されます。これが最高にクール。セリフで語らず、ミッシェルの曲で語るという演出にしびれます。豊田利晃監督は、「ナイン・ソウルズ」や「泣き虫しょったんの奇跡」などで度々松田龍平を起用しています。

 

相棒は松田龍平!人気のシリーズ出演作品

「探偵はBARにいる」

主演ではありませんが、主人公の探偵(大泉洋)の相棒・高田役してレギュラー出演しています。大泉洋との絶妙なコンビネーションは一度見ればハマったも同然。マイペースでシュールな松田龍平と、気配り上手でコミカルな大泉洋が、そのまま相棒になってスクリーンに現れているような作品。舞台挨拶も毎回笑えます。

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探偵はBARにいる(C)2011「探偵はBARにいる」製作委員会

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高田は、実は空手師範代という設定なので、松田龍平としては少し珍しいアクションシーンが見られるのも面白い!ミステリーとしてもストーリーがよく作り込まれているので、毎シリーズ新鮮に楽しめる作品。

探偵はbarにいる3(C)2017「探偵はBARにいる3」製作委員会

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犯人やヒロインなどはシリーズごとに異なるキャストが登場し、探偵と高田を巻き込んだ人間関係模様も見どころです。レトロでハードボイルド、だけど笑える。そんな独自の世界のあるエンタテイメント映画です。

 

「まほろ駅前多田便利軒」

まほろ駅前多田便利軒(C)2011「まほろ駅前多田便利軒」製作委員会

まほろ駅前多田便利軒

ドラマと映画両方で映像化されている作品で、「舟を編む」の三浦しをんが原作です。瑛太とのダブル主演作品で、瑛太演じる便利屋を営む責任感の強い男・多田のもとに転がり込む謎多き天然野郎・行天を松田龍平が演じています。

二人とも闇を抱えていてバツイチ。そんな二人の奇妙な友情物語。便利屋にいろいろな依頼が来て、知り合った人々を巻き込んでストーリーが展開します。

まほろ駅前多田便利軒(C)2011「まほろ駅前多田便利軒」製作委員会

まほろ駅前多田便利軒

原作や漫画もある中、松田龍平が提示するのは、ゆるさの中に芯がある行天。行天役を他の俳優が演じていたら、また全然違う印象になったのかもしれません。役を演じるというよりも、松田龍平自身が作品の中で生きているような錯覚をさせるのが本当に上手い。

まほろ駅前多田便利軒

「松田龍平っぽさ」を味わえる主演作品

 

先ほど紹介した「まほろ駅前多田便利軒」の行天役。この役のイメージは、松田龍平の出演作を見比べた中でも軸に近いイメージがあります。ゆるっとマイペースな人物だが、心の芯の部分が熱い。そんな相反するようなイメージが同居した役柄。

 

「ゆるっとマイペース」のレベル感が狂い気味な役柄も、なんのその。ナチュラルに作品の中に溶け込ませる「松田龍平っぽさ」を味わえる作品をご紹介します。

「ジヌよさらば」

ジヌよさらば かむろば村へ(C)2015 いがらしみきお・小学館/「ジヌよさらば かむろば村へ」製作委員会

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「恋の門」以来の松尾スズキ作品に出演した映画。ジヌとはお金のことで、お金を全く持たない生活を始める男を演じます。コメディです。

 

松尾スズキ作品ではこういった「ちょっと(かなり)おかしいやつ」=何かやってくれるんじゃないか?みたいな役を演じるキャラなのでしょうか?!

ジヌよさらば かむろば村へ(C)2015 いがらしみきお・小学館/「ジヌよさらば かむろば村へ」製作委員会

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阿部サダヲが田舎のおっさんを全力で熱演し、さらにはノリに乗った二階堂ふみもエロかわいく出演しているので見応えがあります。

ジヌよさらば かむろば村へ(C)2015 いがらしみきお・小学館/「ジヌよさらば かむろば村へ」製作委員会

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「モヒカン故郷に帰る」

モヒカン故郷に帰る(C)2016「モヒカン故郷に帰る」製作委員会

 

松田龍平演じる、モヒカン頭の売れないバンドマン・永吉が彼女の妊娠報告のため、数年ぶりに田舎に帰る物語です。コメディよりの家族映画です。

 

ストーリーとしてはぶっちゃけありがちな感じがしますが、松田龍平はじめ、メイン俳優陣の演技が秀逸なので最後まで細かく楽しめる映画です。

モヒカン故郷に帰る(C)2016「モヒカン故郷に帰る」製作委員会

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松田龍平のモヒカンとパンクロック衣装はかなり様になってカッコイイ。かつて「NANA」で演じたレン役よりも、遥かに似合っていることは間違いない!こんなにも奇抜な衣装なのにあまり違和感が無いのが不思議。

 

彼女役・前田敦子が「その辺にいそうなギャル。そしていいヤツ感」をすごく自然に醸し出していて素晴らしいの一言!父母役の柄本明&もたいまさこは流石の演技力で、もはや普通の田舎の夫婦にしか見えません。

「ぼくのおじさん」

ぼくのおじさん(C)1972北杜夫/新潮社 (C)2016「ぼくのおじさん」製作委員会

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とにかくストーリーが笑えます。子供と一緒にくすくす笑って楽しめる映画です。松田龍平は、理屈っぽくてケチ、さらには居候なのに偉そうでほぼ無職なおじさん役を演じています。…これまた、かなりこじらせた役柄であられます。

ぼくのおじさん(C)1972北杜夫/新潮社 (C)2016「ぼくのおじさん」製作委員会

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まず設定を書いただけでも笑えてきてしまいますが、物語の中で繰り広げられる地味な小ネタが超シュール。おじさんを大人のように見守る甥っ子役の大西利空も可愛い。ちょっとヒステリーな母役の寺島しのぶや、せっかちでお節介なおばさん役のキムラ緑子にも既視感。

 

個人的には飾らない女性を演じさせたら最強だと思っている、真木よう子演じるヒロイン・エリーが眩しいです。「そして、父になる」の肝っ玉母ちゃん的な笑顔が物語に花を添えてくれます。

ぼくのおじさん(C)1972北杜夫/新潮社 (C)2016「ぼくのおじさん」製作委員会

ぼくのおじさんはこちらから

ポップコーンでも食べながら、ゴロゴロして笑って観たい雰囲気のほのぼの作品。きっと元気をもらえます!

ドラマで魅せる、松田龍平の別顔!

松田龍平は映画俳優という印象が強かったのは、もう昔のことでしょうか。NHKの連続ドラマ「あまちゃん」でのミズタク役で人気に火がつきドラマにも出演しています。

 

映画では、どちらかと言うと「非現実的な人物」を演じることが多い役者だと思います。そんな彼がドラマでは「現実世界にいそうな人物」を演じます。ドラマ作品では、映画とはまた違った魅力が見られます。そもそも映画では、スーツを着た松田龍平を見ることすら珍しいですから…。映画からファンになった方としては、新鮮に映るでしょう。ですが、ドラマでも光る眼差しの演技力&抜け感のあるオーラは健在です。

「カルテット」

カルテット(C)TBS

ストーリーはもちろん、ドラマそのものの完成度が高いこの作品は是非お見逃しなく。主演4人(松たか子・満島ひかり・高橋一生・松田龍平)全員が実力派と定評のある顔ぶれということもあり、ヒットドラマとなりました。

カルテット(C)TBS

楽器好き達が四重奏(カルテット)を結成し、一軒家で共同生活を送る中での複雑な恋愛物語。松田龍平は音楽の名門一家出身で真面目な男・別府を演じます。実は行動力があり、メガネを外すと肉食系になるというファンサービスが過ぎる設定にも注目。

2020年公開の「影裏」での演技にも注目!

松田龍平の過去の出演作品についてお伝えしました。

注目の最新作「影裏(えいり)」が2020年2月中旬より公開予定です。同じく個性派俳優として不動の人気・綾野剛と初共演となるW主演作品です。

綾野剛と松田龍平の主演級の共演が無かったのは、互いの出演映画のカラーが違うので納得できますが、全くの初共演というのには驚きました。脇を固めるキャストも演技派のベテラン俳優揃い。ミステリー作品ということで、個人的には「怪演」に期待します。2020年もまた、松田龍平が新たなる一面を魅せてくれるのでは無いでしょうか。

(2019年10月現在の情報です。詳しい情報は公式サイトでご確認ください。)