2019年4月に公開された映画『キングダム』。
原泰久の同名漫画を原作とし、中国春秋戦国時代を舞台に、大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・嬴政の姿を描いた物語です。
映画の興行収入は、57.3億円を突破し、大ヒットを記録した作品の続編製作決定が発表されました。今回は前作のおさらいをしつつ、続編について紹介していきます。
(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会
【映画『キングダム』とは?】
2006年より、集英社の「週刊ヤングジャンプ」にて連載された原泰久原作の漫画『キングダム』。
コミック既刊累計6400万部という驚異的な数字を打ち立てた大人気漫画です。
舞台は、中国春秋戦国時代。大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と中国統一を目指す若き王・嬴政が出会います。
(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会
それぞれの野望を抱きながら成長する二人を中心に描いた歴史エンターテインメントです。
この原作をもとに、実写映画化されたのが、映画『キングダム』。
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主演の信を山崎賢人、嬴政を吉沢亮が演じました。
公開されるや否や、瞬く間に話題となり大ヒットを記録した作品。監督はアクション演出もドラマ演出も定評のある佐藤信介、脚本は原作者・原泰久が務めています。
【映画『キングダム』の成功が続編へと!】
映画『キングダム』は、興行収入57.3億円というとんでもない数字を記録し、文句なしの大ヒット映画となりました。
https://twitter.com/kingdomthemovie/status/1266143099740274688
このヒットには、誰もが納得のいく、いくつかの理由が上手く重なり合い成功へと導いたことは言うまでもありません。
そこで、前作の『キングダム』にはどんな魅力があるのか紹介していきます。
キャスティングが見事!
主人公・信の山崎賢人を初め、各キャラクターのキャスティングが徹底しています。
嬴政の吉沢亮に関して言えば、『キングダム』撮影時においては、まだ新人でした。
(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会
そんな彼のその先のブレイクを見越してキャスティングしています。2021年の大河ドラマの主演を演じることが決まっています。
また、原作でも人気の高い王騎将軍をベテラン大沢たかお、山の民を束ねる女王・楊端和を長澤まさみという豪華キャスティングを実現したことも非常に大きなこと。
【#キングダム名言集】
ー 振り返り ー「存分に楽しもうではないか」#楊端和 #長澤まさみ#キングダム#発売まであと4日 pic.twitter.com/cJFndhuTS9
— 映画『キングダム』公式アカウント (@kingdomthemovie) November 2, 2019
演技の上での安定感はもちろんのこと、山崎、大沢、長澤というバランスが、大作映画にふさわしい。この絶妙なキャスティングが魅力のひとつです。
映画キングダムの原作者が脚本に携わる
#コロナに負けない#マンガつなぎ pic.twitter.com/4iBpo2ZC0F
— 原泰久 (@HaraYassa) April 18, 2020
原作漫画ファンも数多く存在する『キングダム』は、その脚本においても妥協は許されません。
映画化する際に、脚色し過ぎて原作とは別物になってしまう作品もあります。場合によっては、その方が作品にとっていい時もあります。
明けましておめでとうございます!
今年もどうぞ宜しくお願い致します!
今年も頑張ります! pic.twitter.com/bKG33hiRCw
— 原泰久 (@HaraYassa) January 1, 2020
しかしながら、この作品においては、「この原作をいかに映画にするか」という期待値が高いことが大きな話題となっており、その脚本作りは慎重さが要求されていました。
結果、原作へのリスペクトを忘れず、作者の原泰久自身が脚本作りに参加したことで、大きなプラスとなったことは間違いありません。
映画 キングダム映像へのこだわり
『キングダム』の舞台は中国です。本作では、本物の画にもこだわり、実際に中国ロケを敢行しています。
中国浙江省山影視城での撮影を行いました。原作にもあるアクションシーンも、山崎賢人や吉沢亮本人が行っています。
「『#キングダム』の世界がここにあると思った」
ー #山﨑賢人中国・象山影視城のオープンセットで4日間に渡り撮影された、クライマックスの戦い。
スタッフだけで約700人、兵士役のエキストラものべ1万人が参加し、日本映画としては異例のスケールとなりました。 pic.twitter.com/mCoG530eex— 映画『キングダム』公式アカウント (@kingdomthemovie) April 20, 2019
衣装、美術、セットや大勢のエキストラなど、細部にわたるこだわりも欠かせません。もちろんリアルな部分だけでは表現しきれない映画です。
特殊効果も存分に使われているわけですが、それらが見事に融合し、壮大な世界観を再現しているのです。
映画を製作する上でどの作品においても大事な要素、言ってみれば当たり前のことではありますが、これらの要素を妥協することなく製作に臨めたことが一番の成功であるといえるでしょう。
「こだわる」ということを諦めない姿勢こそが、大ヒットへ導くのだということを証明した作品ではないでしょうか。
【映画『キングダム』続編へ】
大ヒットを記録した前作の『キングダム』を受けて、その続編を望む声は多方面から聞かれていました。
今回の続編の決定は、出演者のみならず、ファンの熱意に後押しされたことも理由のひとつのようです。
https://www.instagram.com/p/Bw5pyzghwR4/
前作に引き続き、主人公の信役に山崎賢人、嬴政役に吉沢亮、河了貂役に橋本環奈のキャスティングが決定しています。
監督の佐藤信介も続投し、脚本を前作同様に原泰久が担当することも伝えられました。原が参加することで、映画オリジナルのシーンやセリフも加筆されたとのこと。
また、続編決定に伴い、原泰久のイラストが発表されました。
https://twitter.com/kingdomthemovie/status/1266143099740274688
そこには、前作では登場していませんでしたが、人気キャラクターの羌カイが描かれています。続編で登場するのかと話題になっています。
そんな『キングダム』続編を受けて、喜びのコメントが届けられました。
山﨑賢人のコメント
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『キングダム』は前作の撮影が終わったときに“信”の気持ちと同じように僕の中でも「いよいよこれから物語が始まっていくんだ、まだまだこれからだ」と感じていた作品でした。
監督やキャストのみんなで「続編も撮れるといいね」と話していたので、続編が決まって本当に嬉しい気持ちです。
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— 映画『キングダム』公式アカウント (@kingdomthemovie) October 30, 2019
前作同様、今回も原先生が脚本に関わってくださっているので、いちキングダムファンとしても、映画に関わる役者としても、本当にワクワクするような、期待を裏切らない熱い脚本になっています。
本作では、いよいよ“信”が戦場に出ていくストーリーが展開されます。
前作よりも成長した姿を皆さんにみていただけるように、そして、前作を超える面白い作品にできるように、キャスト・スタッフ一同頑張りますので、完成を楽しみにしていてください!!
吉沢亮のコメント
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映画『キングダム』で“政”を演じるということは、僕の役者人生のターニングポイントになりました。
これからも“政”と一緒に、自身も成長していきたい、と思わせてくれた作品でしたし、前作の撮影中から続編をやりたいと、キャスト・スタッフみんなで話していたので、続編の製作が決定して台本を手にした時に、本当に実現したんだという嬉しさがありました。
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今回も原先生が脚本に携わってくださっていることもあり、原作の世界観を壊さずに、本当に面白くて、熱くて、見ごたえのある物語になっています。
この作品を、どのような映像として届けられるのか、演じる我々も、今から本当に楽しみでワクワクしています。
皆さんが期待している以上の最高の作品にしたい、とキャスト・スタッフ一同思っていますので、是非とも期待してお待ちください!
原泰久のコメント
今日は木曜日ヤンジャン発売日です!
キングダムは表紙と巻頭カラーを頂いております!
表紙頂けるのは大変だけど嬉しいですね。今回はアニメ三期タイミングなので合従軍武将たちを。
どうぞ宜しくお願いします。 pic.twitter.com/FvxjeBw3Vw
— 原泰久 (@HaraYassa) March 19, 2020
実写映画『キングダム』続編の製作が決定しました!
想像以上の多くの方に前作をご覧いただけたお陰で、続編へとつながりました。
本当にありがとうございます!!
「こういうシーンが撮れるのが中国ロケならではの醍醐味。ものすごい迫力でした。」
大平原を騎馬隊が駆け抜けるシーンでは、約100頭もの騎馬がずらりと並び撮影。
中国ロケ、そして日本ロケの様子はプレミアム・エディションに収録されるメイキングで✔️#キングダム pic.twitter.com/8o3jbcluBd
— 映画『キングダム』公式アカウント (@kingdomthemovie) October 4, 2019
今回も長~い脚本会議に関わらせていただいております。
王騎が信へ告げた「戦場で会いましょう」、まさにその世界をしっかりと描くことになりそうです。
前作以上のスケールで、邦画史上に残る戦場とドラマを楽しんでもらえるのではないかと思います。
公開はまだ先になりますが、どうか皆さん、楽しみに待っていていただけたら嬉しいです。
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