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映画『カツベン!』活動弁士の物語が映画に!?周防正行監督5年振りの最新作!

映画『Shall we ダンス?』や映画『それでもボクはやってない』の周防正行監督が5年振りにメガホンを取りました。今度の映画は、活動弁士を描いたその名も『カツベン!』。

これまでの作品では周防監督自身が脚本も手掛けてきましたが、今回、脚本を担当したのは本作の企画者でもある片島章三。片島が活動弁士に興味を持ったのは、今から20年前。そこから企画を温めてきたそう。

主演は、話題作に続々と出演し、本作で映画初主演となる成田凌。その他、豪華キャストが勢ぞろい。そんな映画『カツベン!』を紹介していきます。

カツベン!(C)2019「カツベン!」製作委員会

カツベンとは?そして今なぜカツベンを映画に?

映画『カツベン!』の“カツベン”とは、活動写真の弁士という意味で、活動弁士のこと。映画が活動写真と言われていた時代は、無声映画を上映する際に弁士が活躍していました。

カツベン!(C)2019「カツベン!」製作委員会

大正時代から昭和初期のわずか20年あまり、映画に音がついていなかった時代。劇場での上映の際には、楽士が音楽をつけ、弁士が自分自身の言葉で語りを入れていたのです。

その文化は今でも受け継がれ、本作で活動弁士監修を務めた澤登翠を始め、現在約10人が活躍しています。では、令和のこの時代、なぜ今活動弁士を題材とした映画なのか?

カツベン!(C)2019「カツベン!」製作委員会

ある取材で、企画プロデューサーの桝井氏はこう語っています。「映画の歴史、過去へのリスペクトだ」と。未来と同時に過去を知ること、過去をリスペクトすることで得るものがあるというのです。これは、映画を製作する人たちにとっては、とても大切なことなのかもしれません。

観客は、弁士の語りで映画を観る機会がなかなかありません。この映画を観ることでその体験ができるのは、とても新鮮ですね。

 

映画『カツベン!』あらすじ

主人公染谷俊太郎は、子どもの頃、活動写真小屋で観た活動弁士に憧れていました。大人になった彼は、ニセ弁士として泥棒一味の片棒を担がされていました。

カツベン!(C)2019「カツベン!」製作委員会

なんとか一味から逃げ出し、本来の夢だった一流の活動弁士になるべく、小さな町の映画館「靑木館」にやってきます。雑用係として雇ってもらう俊太郎でしたが、靑木館は隣町のライバル映画館に客も人材も取られてしまいます。

カツベン!(C)2019「カツベン!」製作委員会

そこに残ったのは、個性的な曲者ぞろい。そんな彼らとのトラブル続きの中、俊太郎の前には、大金を狙う泥棒、その泥棒とニセ弁士を追う警察、幼なじみで初恋の相手などが現れることに!俊太郎の夢や恋は一体どうなるのでしょうか!?

 

映画『カツベン!』豪華キャストが勢ぞろい!

映画『カツベン!』は主人公・俊太郎とその彼を取り巻く個性的なキャラクターを豪華キャストが務めました。そんな彼らを紹介していきます! 

カツベン!(C)2019「カツベン!」製作委員会

染谷俊太郎/成田凌

一流の活動弁士を夢みる俊太郎を演じるのは、成田凌。

1993年生まれ、埼玉県出身。雑誌「メンズノンノ」専属モデルとして活躍。テレビドラマや映画を中心に俳優業もこなしています。

主な映画出演は、『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』、『愛がなんだ』、『人間失格 太宰治と3人の女たち』など。本作では、100人を超えるオーディションに見事合格し、映画初主演となりました。 

カツベン!(C)2019「カツベン!」製作委員会

栗原梅子(沢井松子)/黒島結菜

俊太郎の幼なじみで女優を夢見ている栗原梅子こと沢井松子を演じるは、黒島結菜。

1997年生まれ、沖縄県出身。テレビドラマ『アシガール』で主演を務めました。大河ドラマ『いだてん~東京オリンピック噺~』などのテレビドラマ、映画『サクラダリセット』や映画『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』などの映画にも出演し、注目の若手女優です。 

カツベン!(C)2019「カツベン!」製作委員会

山岡秋聲/永瀬正敏

大酒飲みで、いつも酔っぱらっている活動弁士・山岡秋聲を演じるのは、永瀬正敏。

1966年生まれ、宮崎県出身。映画『ションベン・ライダー』でデビュー。ジム・ジャームッシュ監督の『ミステリー・トレイン』にも出演し、内外で活躍しています。映画を中心に数多くの作品に出演し、平成29年度芸術選奨・文部科学大臣賞受賞しました。 

カツベン!(C)2019「カツベン!」製作委員会

茂木貴之/高良健吾

スター活動弁士・茂木貴之を演じるのは、高良健吾。

1987年生まれ、熊本県出身。2006年、『ハリヨの夏』で映画デビューしました。ジャンル問わず様々な作品に出演。主な出演映画に、『万引き家族』や『葬式の名人』などがあります。 

カツベン!(C)2019「カツベン!」製作委員会

安田虎夫/音尾琢真

大金を狙っている安田虎夫を演じるのは、音尾琢真。

1976年生まれ、北海道出身。演劇ユニット・TEAM NACS所属。映画やテレビドラマなど幅広く活躍しています。主な出演映画に、『孤狼の血』や『凪待ち』などがあります。

カツベン!(C)2019「カツベン!」製作委員会

牧野省三/山本耕史

日本映画の父として知られる牧野省三監督を演じるのは、山本耕史。

1976年生まれ、東京都出身。幼少期から芸能界で活動。舞台を中心に活動していましたが、16歳の時にテレビドラマ『ひとつ屋根の下』での出演し一躍注目されることに。周防監督作品は『それでもボクはやってない』に続き、2回目の出演となります。 

カツベン!

(C)2019「カツベン!」製作委員会

二川文太郎/池松壮亮

新時代を担った実在の映画監督・二川文太郎を演じるのは、池松壮亮。

1990年生まれ、福岡県出身。幼少期から劇団四季に所属。その後、ハリウッド映画『ラストサムライ』に出演し話題に。

映画『紙の月』では日本アカデミー賞新人賞を受賞し、その年の助演男優賞を総なめにしました。主な出演映画に、『散り椿』や『宮本から君へ』などがあります。 

カツベン!(C)2019「カツベン!」製作委員会

青木富夫/竹中直人

俊太郎が雇ってもらう靑木館の館主・青木富夫を演じるのは、竹中直人。

1956年生まれ、神奈川県出身。これまで多くのテレビドラマ、映画、舞台などに出演している日本を代表する俳優です。監督としての活動もあります。

周防監督作品の常連で、『ファンシイダンス』、『シコふんじゃった』、『Shall we ダンス?』、『それでもボクはやってない』、『舞妓はレディ』に出演し、本作で6作品目となります。周防作品にはなくてはならない存在です。 

カツベン!(C)2019「カツベン!」製作委員会

青木豊子/渡辺えり

気が強く、青木の恐妻・青木豊子を演じるのは、渡辺えり。

1955年生まれ、山形県出身。女優だけでなく、劇作家、演出家、歌手としても活動。マルチに才能を発揮しています。

周防監督作品では、これまで『Shall we ダンス?』、『舞妓はレディ』に出演し、本作で3作品目となります。 

カツベン!(C)2019「カツベン!」製作委員会

橘琴江/井上真央

靑木館のライバルであるタチバナ館の社長令嬢・橘琴江を演じるには、井上真央。

1987年生まれ、神奈川県出身。子役から活動しています。「花より男子」シリーズやNHK連続テレビ小説『おひさま』、大河ドラマ『花燃ゆ』など主演作多数。

映画『八日目の蝉』では、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞しするなど数々の賞を受賞しました。 

カツベン!(C)2019「カツベン!」製作委員会

橘重蔵/小日向文世

靑木館のライバルであるタチバナ館の社長・橘重蔵を演じるのは、小日向文世。

1954年生まれ、北海道出身。オンシアター自由劇場に所属していました。解散後は、テレビドラマや映画などに出演。さまざまなジャンルで活躍しています。

周防監督作品では、これまで『それでもボクはやってない』、『舞妓はレディ』に出演し、本作で3作品目となります。 

カツベン!(C)2019「カツベン!」製作委員会

木村忠義/竹野内豊

ニセ弁士を追いかける熱血刑事・木村忠義を演じるのは、竹野内豊。

1971年生まれ、東京都出身。モデルとして活躍していましたが、その後俳優としてデビューします。テレビドラマ『ロングバケーション』など数々の人気作品に出演。

主な出演作品は、大河ドラマ『いだてん~東京オリンピック噺~』、映画『シン・ゴジラ』や映画『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』などがあります。

 

映画『カツベン!』スタッフ

映画『カツベン!』の主なスタッフ陣を紹介します。 

カツベン!(C)2019「カツベン!」製作委員会

監督:周防正行

1956年生まれ、東京都出身。ピンク映画の助監督を経て、映画『ファンシイダンス』で一般映画監督デビュー。その後も数々の映画を監督し映画賞も受賞しています。

アルタミラピクチャーズ設立に参加。『Shall we ダンス?』が日本アカデミー賞にて13部門独占受賞を記録しました。ハリウッドでもリメイクされています。その後も意欲的に映画作りに携わり、2016年には紫綬褒章を受賞しました。 

脚本・監督補:片島章三

1959年生まれ、熊本県出身。横浜放送映画専門学院(現:日本映画大学)を卒業後、CMの世界へ。そこから、映画の世界へ移ります。

金子修介監督や三谷幸喜監督、周防正行監督などのチーフ助監督を務め、映画『ハッピーウエディング』で監督デビュー。映画『野球部員、演劇の舞台に立つ!』でも、脚本と助監督を兼任しました。 

カツベン!(C)2019「カツベン!」製作委員会

エンディング曲:奥田民生

本作のエンディング曲として使用されるのは、奥田が歌う「カツベン節」です。大正7年に発表され、ザ・ドリフターズやなぎら健壱などによる替え歌も生まれた「東京節」。その歌詞を本作では脚本の片島章三が書き換えました。

劇中の無声映画に注目!

映画『カツベン!』の劇中に登場する無声映画。当時の無声映画をリアルに再現しました。これらは全て周防監督の撮り下ろし作品となります。『椿姫』に『金色夜叉』に『南方のロマンス』の3作品。

カツベン!(C)2019「カツベン!」製作委員会

特に『南方のロマンス』は本作のために制作されたオリジナル作品です。この劇中の無声映画もぜひ注目してほしいのは、そのキャストたち。

カツベン!(C)2019「カツベン!」製作委員会

 “椿姫”と呼ばれる高級娼婦と純情な青年の愛の物語を描いていて、歌劇などで多く上演されている名作『椿姫』。その椿姫ことマルギュリット役の草刈民代と青年アルマン役の城田優が情熱的なキスシーンを演じています。

カツベン!(C)2019「カツベン!」製作委員会

また、当時一世を風靡した『金色夜叉』のお宮役に上白石萌音、『南方のロマンス』のヒロインにシャーロット・ケイト・フォックスが出演。いずれも当時の映画に対するリスペクトと監督の遊び心が窺えます。本作のみどころのひとつと言えるでしょう。

  カツベン!(C)2019「カツベン!」製作委員会

映画『カツベン!』みどころ

映画『カツベン!』は、無声映画を知らない観客にも大いに楽しめるエンターテインメントに仕上がっています。特に本作では、弁士役の成田凌、高良健吾、永瀬正敏などが現役の活動弁士の人たちに指導を受けました。

カツベン!(C)2019「カツベン!」製作委員会

まず弁士の成り立ち、声の出し方や間の取り方、台本について、強調する部分や弁士的な言い回しなどを教えられたようです。芝居小屋にエキストラのお客さんを入れて撮影されたようですが、それぞれの俳優が実際にお客さんを沸かせている様は大いに見応えがある部分です。


特に主演の成田に関しては、これまでのイメージとはまた違った彼の魅力を再発見できるかもしれません。ぜひ、劇場で実際に体感してみてください。 

映画『カツベン!』は、2019年12月13日より全国にて公開されます。

(2019年12月現在の情報です。詳しい情報は公式サイトでご確認ください。)