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生まれ変わった萬田銀次郎?!スペシャルドラマ「新・ミナミの帝王」とは?

正規の金貸しではない闇金という言葉を聞いたことはあるでしょうか?映画「新・ミナミの帝王」は、その闇金の中でも大阪で1番と言われている萬田銀次郎のお話です。一度お金を借りると死ぬまで取り立てられるそうです。

そんな鬼とも呼ばれている萬田銀次郎役を演じるのがお笑い芸人の千原ジュニアさんで、さまざまなテレビ番組や映画などにも出演していますよね。

新・ミナミの帝王© 天王寺大・郷力也/関西テレビ/メディアプルポ

そこで今回は、スペシャルドラマ「新・ミナミの帝王」のあらすじや、見どころなどを詳しく紹介していくので、最後まで読んでみてください。

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スペシャルドラマ「新・ミナミの帝王」とはどんな内容?

スペシャルドラマ「新・ミナミの帝王」は2010年に公開された映画で、千原ジュニアさんが主演をつとめています。

今までのミナミの帝王といえば竹内力さんというイメージが強く、パワフルな取り立て屋というイメージでした。しかし、今回の新・ミナミの帝王の千原ジュニアさんは、インテリでクレバーな取り立て屋という感じですね。

話の内容は、銀行で働く幼なじみが支店長の悪巧みによって自殺しました。

その敵討ちとして萬田銀次郎は、あの手この手を使って支店長を追い込み、地獄よりも辛い世界に追い込んで行くのです。以前とは全くミナミの帝王の印象は違いますが、その取り立て力は変わっておらず、今回のスペシャルドラマでも萬田銀次郎の仕事ぶりは「すごい」の一言でした。

スペシャルドラマ「新・ミナミの帝王」のあらすじ

新・ミナミの帝王© 天王寺大・郷力也/関西テレビ/メディアプルポ

舞台は大阪の難波。西日本一の歓楽街がある街でその男は仕事をしていました。

千原ジュニアさん演じる「萬田銀次郎(以後銀次郎と表記)」は、大阪でも有名な金貸し。しかし、貸したお金の利息は十一(といち)で、10日間経てば借りたお金に10%上乗せして返済しなければならないというものでした。

そんな銀次郎は、ある男の元へお金を貸しに。彼が歩くだけで街行く人は振り返ったり立ち止まったり、人混みの中でも一際目立つ存在でした。そんな、銀次郎を初めて見た大東俊介さん演じる「坂上竜一(以後坂上と表記)」は、銀次郎のとてつもないオーラに魅了されて跡をつけていくことに。

銀次郎がたどり着いた先は、闇カジノと呼ばれる違法賭博場でした。そこに待っていたのは山内圭哉さん演じる「春日」という男。銀次郎は大きなスーツケースから1000万円を取り出し、春日に貸し付けました。もちろん、十一という条件で。

春日に金を貸し付けて帰ろうとした銀次郎は、以前お金を貸していた板東英二さん演じる「吉岡」にあいます。金を返して欲しいというと吉岡に逆ギレされて、腹のワタが煮え繰り返った銀次郎は吉岡を連れ出そうとします。

しかし、そこに現れた赤井英和さん演じる「沢木組長」が仲介をし、その場はなんとか収まりましたが、一度切れると銀次郎はやばいようです。

大東京銀行の難波支店始まった朝の朝礼。西村雅彦さん演じる支店長の「朝倉順一(以後朝倉と表記)」は性格はあまりにもひどく、成績が悪い行員を投げ飛ばしたり怒鳴ったりしていました。中でも、ひときわ成績が悪い内田滋さん演じる「今宮伸治(以後今宮と表記)」は、朝倉のターゲットとなっていて毎回怒られていました。

新・ミナミの帝王© 天王寺大・郷力也/関西テレビ/メディアプルポ

精神的にまいっていた内田は交差点の車へ飛び込もうとしますが、不審な行動をとっていた今宮に、大杉漣さん演じるマスターが声をかけます。

一方、マスターの喫茶店シャタンでは銀次郎の舎弟になりたいと、坂上が頼み込んでいました。しかし、銀次郎は俺はヤクザじゃないとキッパリ断ります。そんな中マスターと今宮もシャタンへ到着。

銀次郎を見た今宮は、「銀ちゃん?」と話しかけ、自分は幼馴染でよく助けてもらってたと話し出しますが、銀次郎は自分の過去を思い出したくないかのような口ぶりで、「人違いしてるちゃいますか」と話を濁します。

そして、その場から逃げ出すように取り立てに出かけるのです。取り残された今宮はマスターと話をしますが、銀行から連絡が入りすぐに帰ることに。

慌てて飛び出した銀次郎を追いかけて行った坂上。そんな坂上に銀次郎は最初の仕事を命じます。

先日、闇カジノで春日に貸した金を回収して来いというのです。春日は借りた1000万円はカジノで負けたから返せないし、違法な行為のために貸した金の契約は無効と開き直ります。当然、坂上の回収は失敗です。

銀行へ戻ってきた今宮は、以前顧客に銀行が勧めている投資信託は儲からないからやめた方が良いと言ってたことがバレて、朝倉の怒りをかっていました。

しかし、今宮は損をする商品を売りつけるのは間違っているという考えを話すとさらに朝倉はさらに激怒。そんな信念を持った態度を見ていた白石美帆さん演じる「平原咲子(以後咲子と表記)」は、今宮に好感を抱き徐々に距離を縮めていきます。

今宮と咲子の関係を良しとしない朝倉。朝倉は10億円の融資を決めるが不渡りや不正融資などの責任を負わされ自殺してしまいます。しかし、そのようになったのは朝倉の陰謀で、咲子は銀次郎にその陰謀を暴いてもらえないかと頼み込みます。

そして銀次郎は朝倉に地獄を見せるために、さまざまな工作をして50億円の損失を抱えさせます。焦った朝倉は、その損失をなんとかしようと、ペーパーカンパニーという自分の架空の会社を1億円で買い、そこに不正融資をして逃れようと計画しますが、それこそ銀次郎の罠。

銀次郎は特捜部にその不正融資をタレコミ、一連の不正融資を支持していたとして朝倉は逮捕されます。

今宮の仇は打てたものの、今宮の墓から帰る銀次郎の背中はどこか寂しげな感じでした。

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スペシャルドラマ「新・ミナミの帝王」の見どころ

スペシャルドラマ「新・ミナミの帝王」は、千原ジュニアさんの演技力やスカッとするストーリーなどが見所です。では、見どころを詳しく紹介していきます。

千原ジュニアの演技力がすごい

新・ミナミの帝王© 天王寺大・郷力也/関西テレビ/メディアプルポ

一見大人しそうで取り立てなど裏稼業役には向いていなさそうな千原ジュニアさんですが、その考え方はスペシャルドラマ開始早々になくなりました。

裏カジノでヤクザの組長などと対立するシーンがありますが、その時の表情や言葉の威圧感は凄いです。特に眼鏡越しに見える鋭い眼光は、まさに獣そのもの。

千原ジュニアさんはさまざまなドラマや映画にも出演しているし、昔の写真などを見ると明らかにヤンキーだったので、それらの経験がもしかすると今回のような素晴らしい演技につながったのかもしれません。

スカッとする展開がたまらない

いかにも偉そうな上司が、最後は成敗されるストーリがたまりません。

部下に無理難題を押し付けていた朝倉は、今宮を自殺に追い込みますが銀次郎の作戦により、地獄よりも辛い体験をすることになります。

あらすじではこのスカッとする内容を端折りましたが、本当に予期できている計画で、クレバーな銀次郎には驚かされます。

脇役のキャストも豪華

新・ミナミの帝王© 天王寺大・郷力也/関西テレビ/メディアプルポ

千原ジュニアさんの演技も素晴らしいですが、それを支える脇役も非常に豪華です。

今は亡き大杉漣さんのナチュラルな演技や、赤井英和さんの迫力のあるダイナミックな演技は見どころの1つです。そのほかにも、ヒール役に徹した西村雅彦さんの演技も素晴らしく、いかにもいそうな傲慢な上司の感じが出ていていました。

金融のミニ知識も身につく

このスペシャルドラマの中には、ところどころに法律を解説した字幕が出てきます。

例えば、春日にお金を取り立てに行った時、返済はしなくて良いと突っぱねられた時の理由として民法 第708条(不法原因給付)の説明が出ていたり、ペーパーカンパニーの説明など難しい単語の説明が出てきます。

そのため知識も身につくし話の内容が少し難しくても理解することができるため、特別な知識がない人も楽しむことができます。

スペシャルドラマ「新・ミナミの帝王」のまとめ

竹内力さん時代の萬田銀次郎とは雰囲気が一新していましたが、取り立てのは迫力は全く変わっていないし、クレバーな萬田銀次郎も新鮮で良いです。

また、ストーリーも短い時間の中でうまくまとめられていて、豪華俳優陣の演技もかなり魅力的なので、是非スペシャルドラマ「新・ミナミの帝王」を見てみてはいかがでしょうか。

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(2019年9月現在の情報です。詳しい情報は公式サイトでご確認ください。)